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北森ペット病院


2024年7月24日 (水)

昔とは違うね~その②

昔とは違うね~の、その2

ここ数年の獣医学の新しい治療に、


毎日のお薬の投薬を、月に1回の注射に変更する・・・・という潮流があります。


アレルギー性皮膚炎、関節炎、痛みのコントロールなどの慢性疾患で実施されています。


毎日お薬を投薬する飼い主の負担、お薬を嫌がるペットの負担がなくなり、当院でも、なかなかの評判です。




日本ではまだ販売されていませんが、海外には


アジソン病(副腎の疾患)にもその新しい戦略の注射剤があります。


国内では、フロリネフというお薬の毎日の投薬が治療の王道でしたが、パーコテンV、ザイコータルといった、月に1回の注射剤が海外では販売されていて、なかなか好評のようです。


当院でも、希望者には、海外から取り寄せて治療を組み立てようと思います。


時代は、変わるね~

昔とは違うね~

最近、業界で流行っているのが、

落ち着かせるお薬を、診察前に、自宅で投薬してもらう事。


開業したての頃は

ガウガウの犬や、シャーシャーの猫を、如何にうまく保定して採血したり、爪を切ったり、注射したりするかも、獣医師の能力の一つでしたが、時代は変わるね~。



猫と、犬とで使用するお薬は違うけど、

これらをうまく使いわけると


動物園の子たちも、採血して健康診断できる時代もくるね~


もう1回書くけど

時代は変わるね~

2024年5月31日 (金)

病気の話は複雑なんですよね

病気の話は複雑だ。


●●病は、××が原因だから、△△で治療すれば良い・・・・なんて単純では無い。


病気に罹患した個体には、発症した時期、年齢、その他の持病、飼い主の経済的問題 等々、多くの変数が存在する。


変数が増えていくと、当然、治療は単純ではなくなる。


最近、Youtube等のSNSで、

獣医師が、

●●病は、△△で治療するのだなんて単純に話しているが、


事はそう単純では無いのである。


変数が増えれば増えるほど、その知的負荷に目をつむり、話を単純にしているだけである。


なんとかならんものかね・・。

 

2024年4月17日 (水)

コロナのおかげで、感染症世界史的にすごいことが起こってますね

今日は、コロナ対策のおかげで、ウイルス感染症世界史的にすごいことがおこっているというお話。


皆さん、フルショット(インフルエンザワクチン)打ってますよね?


21世紀に入って、

フルショットは、4価の混合ワクチンでした(A型2つ、B型2つ)。


それが、

2023年のWHOの提言で、3価になりそうなんですよね。


理由ですが、

B型の一つであるヤマガタ株が、世界から消滅した可能性があるからなんです。


人体に影響を与えるウイルスが、消滅したのは、


天然痘(ワクチンによる成果)

サーズ(勝手にいなくなった)


位で、とても珍しいことなんですよね。


今回、ヤマガタ株が消滅したのは、


2020年のコロナによるロックダウンの効果だと専門家は言っていますが、本当に、何が奏功するかわかりませんね。


コロナ対策が、

一つのウイルスを地上から消したんですよ~


すげーーー

2024年4月 1日 (月)

いや~すごかったね

我が町で、世界的なピアニストのリサイタルがありました。


ショパンコンクール4位だもの・・・すごい。

あんな、風のような幻想即興曲・・・・・初めて聴いたよ。

一瞬だった気がする。


パンクと、クラッシックが好きな私。

両極端だけど、

私の心拍数を

時に25%程度上げ、時に人生を俯瞰させてくれる。

(あ、どちらもファン層が少ないという意味では、共通点有だね)

20240401

2024年3月29日 (金)

サプリ・・・わからない

小林製薬なる会社のサプリでの健康被害が話題だ。


元製薬会社の私としては、『薬』を作っていない会社が、製薬なんて名乗ること自体もよくわからないが、人々のサプリ好きも意味不明だ。


いわゆるお薬は、

着想から10~20年かけて、プロの監視と、国の認可を経てようやく上市される。また、料金も7割は税金で補填だ。


こん回の件も、


コレステロールを下げたければ、お薬を使えば良いのに・・・と思ってしまう。


なぜ、サプリなんだ!


サプリ神話の問題点は


① きづかれない薬害

② 真の医療へのアクセスの遮断

③ お金の浪費


だけれども、


私の獣医療の現場で、②、③にはよく遭遇する。①に関しても、命にまでは影響しないが、肝臓の数値が上がるなどは、漢方系のサプリで非常に稀に出会う。



今回、被害にあわれた方は、本当にかわいそうだが、サプリ神話も、もう少し考え直すべきだと思う。


今のところ、

人間のサプリで意味があるとすれば


妊婦の葉酸と、栄養バランスがくづれている時のビタミンくらいだと思う(私は、何も摂取してないけど)。



 

2024年2月28日 (水)

2度と出会わない症例

猫のアンドロギニュノス(両性具有)の症例に出会いました。


2度と出合わないだろうな~なんて感想が湧いてきました。


昨年、三毛猫の雄に出会った時も、

同じ感想が・・・

いかんいかん


2度と出合わない症例・・・・なんて感想が出てくること自体、無意識に、齢をとったということを認めているということですよね(だって若かったら、2度目があるかもしれないしね)。



肉体と脳の老化は、それぞれ運動と読書で、その劣化スピードを遅くせねば・・。


さて、今日もジム行き(週5で、みっちり90分は鍛えてます)、夜は読書だね(まだまだ月8~10冊は読んでます)。



2024年2月 6日 (火)

ちょっと、ひどいね

ちょっと最近、世相がひどいよね。

強者の悪事ばかりが目につくね。


60歳近いおじさんの私にしてみれば、なんだか日本の将来を憂うよね。


私は、

タマタマ、受験勉強が得意で(なにせ当時、ウルトラショートスリーパー)

タマタマ、好きな職業が選択できて

タマタマ、一定の顧客に愛されて?


タマタマの連続で、ここまできました。

世間的にいえば、自己実現できているタイプだと思います(自己実現って、くそみたいな言葉ですね)


でも、明日には、

タマタマ、交通事故にあるかもしれないし、タマタマ、難病に罹患するかもしれない・・・・・そうすると、好きな仕事もできず、辛い人生に転落するかもしれない・・・・タマタマね。


何が言いたいかというと


私も含め、皆さん、タマタマの上に、今の、ただ今時点だけの人生が立っているということ



最近、

タマタマ強者になっている方々の目に余る行動が、目につきます。


政治家、芸能人、スポーツ選手・・・・・


私は、社会制度は、タマタマ不幸になっている人々をベースに、設計すべきだと思っている派です。


だって、

自分だって、自分の子供だって、いつそうなるかわからないから


強者は、さも自身の実力で成り上がったると思っているのかもしれませんが、

それは錯覚ですね。


タマタマです。


タマタマの人生ですから、強者には、おごらず、もう少し弱者に想像力を働かせて生きて欲しいものです。


こんなことを思うのは、多分、齢をとった証ですね。



ちなみに、

TV等メディアで、重い話を大谷さんの話題ですり替えることを、

大谷ウォッシュと言います。


色々深堀しなきゃいけない話題が、ウォッシュされてますね・・・・ちなみにTVメディアも強者のサークルですからね。

2024年1月30日 (火)

ワクチン考

犬のワクチンの話。

ネットでは、3年に1回がいいとか、数回打つと終生免疫がつくとか、WASAVAの基準では・・・・なんて色々言説が流布してますが、



私のファミリーが住んでいるニューヨークでは、


レプトスピラのワクチンは毎年接種です。



日本もレプトの汚染地帯だから(千葉もね)、レプト入りのワクチンは毎年接種したほうが良いかもしれない。


つまり、サイエンテフィックには、


パルボ、ジステンパー、アデノの分画の抗体価を血液検査で毎年測り、それらが下がっていたら、その部分の混合ワクチンを接種して、レプトに関しては毎年接種


(レプトの抗体価検査は意味がありません)


なんだと思う。


ただ、そのやり方を、臨床現場に落とし込むのはなかなか大変だし、事実そんなことを確実に実施している動物病院はないと思う。


故に

慣習にもどって、

毎年、レプト入りのワクチンを接種したり・・・・になる。


こういうのを、ニューヨークのように、獣医師会あたりがガイドライン化してくれるありがたいのだが・・・。

2024年1月24日 (水)

名著発見

日本3大名著(と、私が思っている)の一つである

親鸞の歎異抄



あの高橋源一郎先生が解説している本が出ていました。

一億三千万人のための『歎異抄』


久々に、良い本に出合いました。


世界3大名著といえば

カント『純粋理性批判』、ヘーゲル『精神現象学序論』、ハイデッガー『存在と時間』


死ぬまでに全部読破したいね。

2024年1月12日 (金)

久々にHPに大きな項目を作りました

久々に当院HPに、大きな項目のページを追加しました。


発作のページです。

https://www.kitamori-ac.com/epilepsy-syncope


(動画は掲載は、飼主の同意を得ています)


当院のHP自体は、2018年から作成し始めました(当院のHPとしては3つ目です)。


通常、HPは集客が目的だと思うのですが、


当院HPは、診察時の説明に用いるため様に作ってきました。加えて言うと、作成時点での、自身の疾患に対する理解のピン止め的な意味での日記の要素もあります。なので時代遅れになった間違いもあると思います(何せ日記ですからね)。


故に、通常の動物病院のHPとは見る際の動線が異なり、かなり見ずらいかもしれませんが、ご容赦ください。



当院HPが起点となって、


飼主が、少しでも早くペットの病気に気が付き、かりつけの病院へ繋がればうれしいですね。


2024年1月 1日 (月)

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

コバケンの2秒アウトで始まった2024年。12分のうちの2秒の感の狂いが、年齢なのかな~。変わらず、演奏は素敵でしたが、なんだか年齢と仕事との関係を考えさせれれました。


でも、ソウル透は変わらずパワフルでしたし(もはやキャンデーズがハードロック!)、


Eカシマシの堂々と手を抜いた演奏(笑)・・・・良い意味です・・・バックバンドとの絡みがよかったね・・・・、


Rテーラーのソフトタッチの演奏・・・スティックのグリッピングの軽さ・・・もはや握ってない・・・と、手首の柔らかさには驚いたな・・・・


年齢を重ねた達人達の仕事の円熟味が味わえた年の瀬でした。



わが業界にとって円熟味ってなんだろうか?


飼主から情報(会話)を引き出す技術だろうか?


飼い主を安心させる話術だろうか?
(そんなの必要ないのかな)



そんなことを考えながら、今年もがんばります。

2023年12月17日 (日)

最先端の道はつらいな

最先端の(獣)医療情報のGETするにはPumbedが必須だけど、


自分が、これが一般的な標準治療だと思っているものは、なかなか調べないのがヒトのサガ。


例えば、フィラリアの予防法・・・なんて・・・誰も調べんよね。


専門分野に分かれ診療がなされている(人の)医療・・・・・・、たとえ同科内だとしても、自分の専門分野から少し離れると、Pubmedをみて、いつのまにか最新の治療法がアップデートされていて驚くことがある・・・と最近、耳にした。

うううう


いわんや全科診療の獣医療である・・・


うううう


全ての分野を網羅するのは、やはり辛い。


AIがもう少し発達すると、

多忙の中でも、最新の情報が、まんべんなく得られる世界になるのだろうか・・・。



ちなみに数年前に、フィラリア予防をPubmedで調べていたら、米国では、薬剤耐性のフィラリアが出現しているとあって、驚いたことがあった。

すでに過去の感染症と思っていたフィラリアでさえ・・・・・だもの

2023年12月16日 (土)

労働、学習、、、、、

(つい最近も同じこと書いたけど・・・)


最近、齢を感じる・・・

労働、学習、研究、睡眠

だった、

30~50代中盤・・・・・


今は

労働、学習、筋トレ、睡眠

になってしまった。


趣味の読書も、(目の疲労もあって)、ピークの20分の1になってしまった。



仕事的にも、帝王切開は体力的にもう無理になってしまい、ここ数年お断りしている。


獣医の仕事の質の担保は、

最新の情報の取得と経験値の総和だけども、


前者が少なくなり、後者ばかり増えた時が、この仕事のやめ時だろうな~と感じるようになってきた。


さて、来年は、何の分野を研鑽するか・・・・

2023年11月22日 (水)

オカルト療法を学ぶ

獣医療においては、

数%くらいの獣医師がオカルト療法を行っています。


案外、Youtubeで発信している先生に多いような気もします(これは私見)。


以下は、尊敬する医師・イワケン先生の言説からの引用と、獣医療にフィットさせるための応用文ですが、


獣医療におけるデマゴーグは、1~2割の名言と、8~9割の迷言から構成されています。前者は、価値を語り、後者はファクトの誤謬を述べています。


獣医師は、飼い主に、自己中心的な価値を押し付けがちで、


それに対する、飼い主の獣医師に向けられた嫌悪感につけこむのが、デマゴーグが発するオカルト療法です。分かってくれない獣医師に対するアンチテーゼとしてオカルト療法があります。


つまり、

オカルト療法が流布する一部に、

(まともな)獣医師の責任もあるのです。


そういう意味で、私達(まともな)獣医師は、デマゴーグの発する価値の言説に耳を傾けつつ、ファクトの所でノーを突き付けるような態度が重要だと思います。


デマゴーグを完全に否定しても、状況はまったく変わらないし、飼い主の為にもならない。


オカルト療法が流行る理由を、(まともな)獣医師も、しっかり目を向けないといけない。

«KANさん