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北森ペット病院


2023年11月22日 (水)

オカルト療法を学ぶ

獣医療においては、

数%くらいの獣医師がオカルト療法を行っています。


案外、Youtubeで発信している先生に多いような気もします(これは私見)。


以下は、尊敬する医師・イワケン先生の言説からの引用と、獣医療にフィットさせるための応用文ですが、


獣医療におけるデマゴーグは、1~2割の名言と、8~9割の迷言から構成されています。前者は、価値を語り、後者はファクトの誤謬を述べています。


獣医師は、飼い主に、自己中心的な価値を押し付けがちで、


それに対する、飼い主の獣医師に向けられた嫌悪感につけこむのが、デマゴーグが発するオカルト療法です。分かってくれない獣医師に対するアンチテーゼとしてオカルト療法があります。


つまり、

オカルト療法が流布する一部に、

(まともな)獣医師の責任もあるのです。


そういう意味で、私達(まともな)獣医師は、デマゴーグの発する価値の言説に耳を傾けつつ、ファクトの所でノーを突き付けるような態度が重要だと思います。


デマゴーグを完全に否定しても、状況はまったく変わらないし、飼い主の為にもならない。


オカルト療法が流行る理由を、(まともな)獣医師も、しっかり目を向けないといけない。

2023年11月20日 (月)

KANさん

今年は、

デルジベットのイッセイさん、バクチクの櫻井さん、GISMのSAKEVI氏、ロケッツの鮎川氏、YMO、アリスの・・・・

ロッカーや、ポップスターの訃報が本当に続きます。


KANさんの『愛はかつ』・・・・バルブ世代の私のど真ん中の曲でした(もっとも、パンク路線の私は聴きませんでしたが)。


でも、

KANさんの

この曲は大好きです


https://www.youtube.com/watch?v=td1CimStNKs

 

私の息子氏は、美人という言葉を、男性にも使う世代です。


そう考えると、

この曲もジェンダーレスな幅の広い曲に聴こえます。



この曲を

あの頃の、あのバンドのメンバーを思いながら聴いてます。



2023年11月 5日 (日)

今一度、がんばらないとね

日々(入院管理も含めて)、12時間は労働をしています。


私だけはありませんよ、この業界・・・・同業者は皆同じです・・・・若い方は、もっと働いていると思います。


加えて

私の場合は、論文読みとか、勉学に費やす時間が4時間程度(これは個人差があると思いますが)です。



そんな生活が、55歳を過ぎたあたりから、体力的に、少々辛くなってきました。


体力の衰えは、


私達のような頭脳労働にも、かなりの悪影響を与えることに、本当に気付かされる今日この頃。


深夜に緊急手術したら、翌日、疲れて直観力が落ちます。



実は、この1年で、緊急の手術を4件断りました。新患の方の飛び込みで、疲れてもうどうしようもなく、診断だけつけて、他院にまわしました(悔しかったです。)



趣味のドラムも、体力向上には・・・・いまいちだし。



とうわけで、

勉強時間を少々削って、

ジムに通って、ワークアウトすることにしました。



もう1回言うと

勉強時間を削ってです(は~)



もともと、こうみて?スポーツマンで、鉄棒、陸上、バレー、野球は得意だったのですが、


なんと

ジムで、懸垂が1回しかできない・・・・信じられない自身の衰えに、愕然となりながら、



なんとか

日々の診療の質を維持する為に、

ジム通いで、がんばって体力をつけようと思います。



勉強時間が削られて、

若い獣医師にはその分、劣るようになるかもしれませんが、


それが歳をとるということですね。


あと何年、

診察の質の維持ができるのだろうか・・・・



世間が、お前、もう退場しろって言うようになったら、それがそのときですから、皆さん、遠慮なく引導をわたして下さい。



(でも、ジム、楽しい!)


(ちなみに嫁は空手やってます)


2023年10月31日 (火)

心は沈むが・・・・・・

今年は、

ロック界のビックネームの訃報が多い。

心が沈む・・・・。


現代社会が、私達に強要してくる生活が、人間にとって受け入れがたいという情念が普遍的にある限り、ロックは存在する。それは、日常に潜む不可視な非合理性を、非日常の言葉でもって浮かび上がらせる行為である。


ロックなんて知らないほうが、世間をうまく渡れるのであろうが、


やっぱり


私は、

いつだって

ロックの側なんなと思う。


心は沈むが、


がんばらなきゃね。

2023年10月25日 (水)

やってやってる・・・・・よくないね

昔、24時間診療していた時、

すごい嫌な感覚に最終的に包まれたんですね。


それは、

『俺が、(自分を犠牲にして)、診てやっている』・・・・という感覚。


あの頃は、

体力的な辛さよりも、

人間性を破壊するようなその感情のコントロールに、つかれたね。


この感情・・・・臨床現場では、仕事の遂行を雑にするんだよね。

直観力も落ちるし。


その感覚がひどく出るようになって、

もう無茶な働き方は止めようって思って、24時間診療を終了しました(ちょうど、大病院の24時間病院も開院されたし、子供もできたしね)。



ただ、最近

同じような感覚になることがあります。



それは、

電話やメールでの無料相談。


(例えば薬の副作用の質問程度ならいいんだけど、電話5分以上とか、数回メールをやり取りするような、医療相談となるとね・・・・)


飼い主は気軽な感じなんだろうけど、専門知識を駆使しての回答・・・・診察室でのやりとりと基本的には変わりません。



毎日、10件程度は、そんなのがあるけど、



当院の診療費ベースで考えると、初診料・再診料×件数で、毎日9000~16500円の仕事を無料で実施しているわけで、年に換算すると、300万~600万の無料奉仕をしている計算になります。医療機械が1台買えますね。



医療の場合は、

電話での診断にも診察料がかかるし、まあ、普通は医師にメール相談はできないですよね~。


獣医の場合は、

その点、敷居が低いことろが、良い点でもあるんだけども



何が言いたいのかというと、


行為には必ず感情が付きまとう・・・その感情は、行為が例え崇高でも、人間性を破壊するような状態を引き起こし、最終的なワークの質を下げるということ


県外の顧客はある程度しょうがないとは思いますが、


かかりつけ医なんだから、


小さなことでも、ちゃんと診察室で仕事を完結させたいね。


(ボランティア団体が、よ~く分裂したり、対立したり、攻撃的になったりするのは、この・・・やってやっている・・・・という感情のコントロールの無具合だと思うね。)




2023年10月14日 (土)

情報化の中で・・・獣医療と医療の違う点

現代では、人々は、

ネットという膨大な情報の中で生きざるを得ません。


飼主さんは、

そんな膨大な情報を、自分なりに調べて解釈して、我が子(ペット)の病気は●●病ではないか?

と、心配されて来院されることが、今や日常です。



『我が子は、●●病ではないか?』・・・・・我々獣医師から見ると、それが、かなり可能性の低い飼い主の思い込みであることは、診察室の中ではアルアルですが、


ここで、獣医療と、医療の違いが出ます。


医療の場合は、税金でやる保険医療なので、患者が、●●病が心配だから●●の検査をしてくれと言っても、その可能性が低いと医師が判断すれば、検査は実施されることはないでしょう(税金には限りがありますからね)。


かたや獣医療は、自費診療なので、飼い主が、心配で、どうしても実施して欲しい検査があれば、獣医師は断ることはないでしょう。



飼い主の安心感の為に実施される検査

いつも悩むのですが、


(もちろんリスクのある検査は、安易にはしませんよ)


飼い主が安心して、今後の治療につながれば、、、、、、と実施しています。



飼主の安心感と、ペットの治療は、違うカテゴリーで、両立で考えて診療を進めていく方が、獣医療では、最終的なペットの利益につながる気がしています。

2023年10月 3日 (火)

ノーベル賞

ノーベル医学・生理学賞、決まりましたね!

mRNA!!!!!


下馬評では、mRNAとベルソムラの戦いでしたが、mRNAに軍配でしたね。


まあ、当然でしょうね(でも、受賞は、早かったね)。


さて

このmRNAの重要なテクノロジーに、


日本の企業

ヤマサ(お醤油の会社)

が関わっています。


うれしいですね!


私の仕事の引退時(やめ時)の一つが、このノーベル医学・生理学賞。


この内容が分からなくなったら、

もうやめ時です。


でも・・・はい、

まだまだ頑張れそうです!


2023年9月17日 (日)

世界は狭い・・・自分のね

少なからずの人が

自分の経験だけで頭に浮かぶ世界を

世界像と思い込むんだよね~


コロナ禍で

改めてそれを認識したね。


サイエンスの仕事に少しでも関わると、膨大な天才達の論文に触れるわけですが、

そんな時


自分なんて、

世界の端の端の断片しか知らないことくらい、すぐにわかるんだけども、



(そんな少なからずの)人々は、ある意味、お気楽で羨ましい



私みたいな感性の人間は、


多分、経験論が大嫌いで、


きっと


経験から得ることがあったとしても、それは失敗のうちからだね。





 

2023年9月12日 (火)

あなたのエビデンスと、私のエビデンス

ネットの時代で、

飼い主は、

様々な情報に触れるわけです。


でも、情報と、エビデンスは違うわけですね。


たまに、

情報=エビデンス

だと思っている飼い主がいて、なかなかそれが困りごと。


獣医のいうエビデンスと、飼い主のいうエビデンスは、まったく違うんですよね。


エビデンスというのは、科学的に証明されている標準療法です。もちろん、まだエビデンスになってない最先端の治療法があるかもしれませんが・・・。対して、飼い主がいうエビデンス(情報)は、ネットの個人的な体験が多いですね。

もっとも、医療分野のエビデンスに比べて、獣医療分野のエビデンスの質はかなり低いのですが(大規模な臨床研究ができないのがその理由)



エビデンスは、比較的簡単に調べられます。


でも、


多分、飼い主が調べる方法と、私達が調べる方法は、まったく違うんですよね~。


Pubmed、IF・・・・・知ってますか?



もうね、

中学校あたりで、その辺の事、教えれば良いと思うんですよね~

2023年8月31日 (木)

心の旅

あの頃は、

いつもタバコ吸ってまして・・・・・なにせひどいチェーンスモーカーでしたからね(毎日60本は吸ってたね)。


今の人は知らないかもしれませんが、


タバコは、その昔は、マッチというもので火をつけて使用しました。



『マッチ擦る、つかのま海に霧ふかし、身捨つるほどの祖国はありや』

大好きな詩人・寺山修二の短歌です。


寺山修二といえば

劇団・天上桟敷や、カルメンマキさんとの音楽ワークでも有名でしたね。



劇団をもって

音楽もやるといえば

劇団・健康、ナゴムレコード主宰のケラさんですね。ナゴムには、ケラさんのバンド有頂天の他、バチカブリ、期肉少女隊がいましたね。



80年代後半、

有頂天の『心の旅』を聴いて、

私は

本家の心の旅を知りました。


 

今日、NHKの、チューリップラストコンサートをみて、40年前まで、走馬灯のように、思わず心の旅しちゃいました。



あの頃、

故郷を離れなきゃいけない状況で

この歌詞、そのままの青春してたね~


そして

いつもタバコ吸ってたな~

(カルティエの金ぴかのライターを保持するのが浪人時代の夢だった気がする)

2023年8月28日 (月)

完成

完成しました


2023年8月27日 (日)

集団免疫仮説も、駄目か・・・

そもそもの
コロナ渦を逃げ切る作戦だった集団免疫仮説


今回のCOVIDの前の、最強のコロナSARSで

得た教訓は、

ウイルスにはN抗原と、S抗原があって、SARSの時に、

Wholeのウイルスを使ったワクチンで大失敗・・・


どうもN抗原に対する抗体(N抗体)を誘導すると、
逆によくないってことがわかり


天才たちが、S抗体のみを誘導するmRNAタイプの
ワクチンを作って、大成功


つまり

コロナ渦を切り抜ける人類の

シナリオは

ワクチン接種で、安全なS抗体だけを誘導する免疫を
つけて、第1回目の感染を乗り切り、あとは、自然感
染が数年かけて集団におこり、

集団が、ワクチン抗体+自然感染のハイブリッド抗体で、

コロナに対する最強の免疫をつけて


集団免疫完了

だったはずが・・・・

 

最近のデータ見てると


再感染者の方が初回感染よりも予後が悪い・・・・・
つまり感染を繰り返しても、ろくなことない・・・・・


天才の京大のN先生も

故に

集団免疫は無い

って言ってるし

 

ロングコビットの治療薬が早くできればな~

第9波

第9波

 

日本人ってどうもTVからしか情報を得ない
ヒトが多いようで、

TVでやらなくなったとたん、もうコロナ渦
が過ぎたって・・・
 
おいおい、真っただ中でっせ!

 

私は、10代から42歳までTVがない生活
だったので、TVから情報を得るという意識
が、そもそもない

 

で、

 

救急や、高齢者や、小児外来の(コロナを診
ている)先生の話を聞くと、


相当ひどいことになっている・・第9波。

 

1万人を殺した8波に迫る勢いの可能性も
あるようだけど、

 

なにせ5類になって、最終集計が2ヵ月後・・
・・どうなってるのかわからない

 

マスク、XBBの追加接種お忘れなく・・・・


ワクチン接種者の多くは
軽症ですが、感染者の10%は、

ロングコビット。

 

ブレインフォグや、糖尿病や、腎障害なんて
嫌だよ。


・・・怖い

 

とにかく、マスクして、大量の抗原を吸わな
い様にね!

 

(TVって、日本人にとっては、まるで昔の大本
営だね。)

 

リスク

こんな仕事してると

リスクって言葉が日常語。


さて

起きた事の原因を探るより

起きなかった事の原因を探る方が重要だ・・・・たしか、シャーロック・ホームズだっけ?


人間の歴史は、戦争の歴史。
戦争の歴史は、領土拡大の歴史。


でもさ、

昔から謎なのですが、


じゃ米国はどうして日本を占領して、領土化しなかったのでしょうかね?

沖縄からなぜ手をひいたのでしょうかね?

アジア人が嫌いって理由でもなさそうだしね。


やっぱり、
数千万(当事)の民を民主国家に組み込むと、大統領選が大変になるからかな~?


現代においては、領土拡大を狙う国って、結局、選挙も国家管理してる専制国家だものね。民主国家は、領土拡大しても民が増えて選挙が大変になるだけだから、戦争はしかけない気がするよね。


というわけで、

リスク


戦争のリスクを問う学問があるならば(あるよね、きっと?)

やっぱり

戦争のリスクは、専制国家との対峙だね。


(もう1回)というわけで、


民主化(普通選挙の導入)って、領土拡大の野望が空転する良いシステムだね(多分)。

2023年8月18日 (金)

観察中

夏休みだもんね


観察中

 

ノミの卵

 


ノミの繭

 

 

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