クリスマスの意味
メリー・クリスマス!
征服者達の奇習の日ですね(笑)。
でも、これだけ世界に広がった『日』もないでしょうから、人々にとって、人々なりの何か意味のある一日なのでしょう。
私と言えば、昔から、『物』へのこだわりが人一倍強く、唐突にもらう『プレゼント』には辟易していたもので、この日に対し、そういう意味での大した思い出はありません。30歳までケーキ食べられなかったし。
さて、そんな私ですが、子供が出来て、この日に対する私なりの意味が一つありました。過去形ですけど。
それは、『サンタ』になったことです。
『サンタ』って不思議な役割ですよね。名前も明かさずプレゼントを子供にあげるんですから。子供が欲しいものを、親として、普通にプレゼントとして2つあげれば済むのに、一つをサンタになって、人知れず(子供にとってですが)、あげるんですから。
しかも、いずれ、親が『サンタ』だってばれても、サンタ分のプレゼントに関しては、まったく子供に感謝されません。『おう、おやじ、これ、昔のサンタ分のお礼ね!』なんて、逆にゾッとしますしね。
これって、何なのでしょうね?
大きな話で恐縮ですが、これって、『物語』を信じる練習じゃないかと思うのです。
『物語』とは、例えば、国家とか愛情とか親切とか宗教とかで、それぞれ、趣は違うでしょうが、人類を永続的に発展させるために必要な幻想(眼に見えず、数値かできないという意味です)です。
人生のある一時期、『サンタ』なるものを信じれたというのは、将来、その子が自分なりの物語を信じる練習なんだと思うのです。
彼に、その手助けを出来たことが、私なりの、この日の意味でした。
その彼、昨年隠していたプレゼントを見つけて気がついたんだと、今年になって言いいました。友達には、まだサンタを信じている人がいるらしく、教えてあげないの?と聞いたら、信じてれば良いんだよ・・・・・・と返しました。
私も、この日を介して、一つ、親の機能を果たせましたし、彼も、この日のある物語を卒業して、子供から少年にtake offしたのかもしれません。
今夜を楽しもう!!
追申 今は、ケーキ大好きです!
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