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北森ペット病院


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2018年2月22日 (木)

癌とは何か

北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。


しばらく、癌について書こうと思います。


さて、癌とはなんでしょうか?


癌とは、細胞が過剰に増殖した状態です。


では、過剰な細胞増殖の原因はなんでしょうか?


それは、細胞の中の遺伝子の突然変異(異常)です。4つのパターンがあります。


・細胞を増やせという命令を出す遺伝子の変異
・細胞を増やすなという命令を出す遺伝子の変異
・突然変異を修正する遺伝子の変異
・突然変異した遺伝子を持つ細胞を死滅させる遺伝子の変異


遺伝子に突然変異を起こす原因には、5つのパターンがあります。


・日々の細胞分裂の時(新陳代謝)
・ウイルス感染(子宮けいがん)
・化学物質
・慢性炎症(ピロリキンの感染)
・放射線・紫外線


特に日々の新陳代謝の時の突然変異が重要です。体の中の細胞は、常に分裂を繰り返し、古いものから新しいものに変わっていますが、その分裂の際に、遺伝子に突然変異が起こることがあるのです。


1個の細胞には約60億個の遺伝子のもとがあって、確率論的に、1回の細胞分裂で60個の突然変異が起こります。1日当たり、体中で何千億回もの細胞分裂が起こっているので、突然変異の発生数は膨大です。


ただ、今の研究では、上記にも書きましたが、突然変異を修正したり、変異した遺伝子をもつ細胞を死滅させるような遺伝子もあり、突然変異した細胞がずっと生き残るわけではありません。


ただ、年齢を重ねると、その遺伝子変異の数が増えていき、いよいよ癌細胞が誕生するのです。


最近読んだ本には、遺伝子の変異の数が5個程度あると(血液癌の場合は2個)、癌が誕生するとありました。


人間の場合、変異の数が5個蓄積するには、数十年かかるということですね。ただし、遺伝的に(先天的に)癌家系のヒトは、生まれつき変異を持っているので、5個たまるまでの年数が早く、若くして癌になるということですね。

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