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北森ペット病院


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2018年3月 7日 (水)

パワハラ問題

北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。


今日は、パワハラ問題についてです。


レスリング協会のパワハラ問題が話題になっていますが、どこの業界にもおそらくある話で、我々の業界にも当然?存在します。がっくりですが・・・・。


有名なところでは、●科の専門医。その方に関わったことのある獣医師であれば、おそらくほとんどが嫌な気持ちになるという超有名人で、しかも一応専門医だから始末に負えない・・・・我々の様な町医者にとっては、紹介先ですから、本当に困った話なのです。


気分によっては、紹介を受けてくれないこともありますし、機嫌よく紹介を受けてくれたと思ったら、飼い主にこんな紹介状を書く獣医なんて行くの止めろなどと、飼い主との関係を壊してくれるし、ひどいものです。


医師ならば、ヒポクラテスの誓いの問題ですが、まあ獣医って、その程度の知性なのでしょうかね。残念です(ヒポクラテスも知らなかったりして・・・・)。



そんな人が専門医ですら、当然のごとく、その方の弟子はこの十数年まったく育たないので、その分野は未だにひどいありさまです。


そこまで強烈な獣医は、まあ、数人?でしょうが、学会の世界と言うのは、皆、個人事業主の集まり、妬み、嫉妬などが渦巻く魑魅魍魎の世界ですから、多かれ少なかれ、ハラスメントは一般サラリーマンの世界より多いかもしれませんね。


観察するに


・自己評価と他者評価が乖離している人

・客観的な自己評価の指標をもたない人

・自分1人の能力で成功したと思いこんでる人


が、たまたま上に立つと、パワハラが起こり易くなる気がします。


先にあげた専門医も、マイナーな分野なので他者評価が低く、かつ、調べると論文がほぼない専門医で自分でも不安なのだと思います。業界黎明期に留学経験もあるので、成功体験がねじ曲がって記憶に植え付けられているのでしょう。


その昔、私が20代の頃、企業研究者として、医師の某大きな学会に参加しました。一番のりで到着してしまい、誰もいない受付で時間をつぶしていると、なんと親子ほど歳の離れた学会長が、わざわざ挨拶にきてくれて、『これからの医師の世界を背負って下さいね(・・・みたいな事)』と、声をかけられました。


(私、医師じゃないのですが)・・・・・本当に驚きましたね。なにせ、その方、後に、原発の事故調査委員会の委員長になられるくらいの先生で、当時も、既に世界的な研究者で超有名な先生でしたから。


先だってTVを見ていたら、かの田中角栄は、20人の新人官僚を執務室に呼んで、ペーパー無しで、名前を呼んで激励したとか・・・・普通名前なんて覚えませんよね・・・・これに皆しびれたそうです。


上に立つ人と言うのは、部下のモチベーションを戦略的にあげるような人じゃないといけませんね。

私自身も、飼い主さんに対するドクターハラスメントには注意しないとね。


北森ペット病院
http://kitamori.in.coocan.jp/

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