病院自慢①
北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。
今日は、病院のアピールポイントについてです。たまには自慢させてください(笑)。
Webサイトや本・雑誌の動物病院紹介に病院が掲載される時、よく病院のアピールポイントを書いて下さいと言う、要望があります。
そこで、内容がほぼ却下される当院のアピールポイントがあります。
それは、『当院ではお会計は獣医師が致します』というものです。
たぶん、記事をまとめる方には、意味不明なんでしょうね。絶対に書き換えてくださいと言われます。皆さんにも意味不明ですか?こちらは、大真面目に書いているのですがね・・・・・・・・。
私自身もそうですが、病院にかかった時、医師を前にすると、緊張して言いたいことの全ては言えないものです。更に、医師の治療方針が決定した後も、その場ではなかなか質問や疑問は思い浮かばないものです。なにせ初めて聞くことばかりですからね。
病院に入るときの緊張感と、病院を出るときの少しほっとする感じ(もちろんショックをうけることもありますが)のあのの落差を経験したことない方はいないでしょう。
私の経験では、病院で会計してホットした時に、『あれどういう意味だろうか?』と疑問がわいてくることや、『あの事、先生に言い忘れた』と気が付くことがあります。お薬の処方も同じで、薬局で会計後に、『ところでこの薬の副作用は?』なんて、聞くことありませんか?
どういうわけだか、会計した後って、(緊張感が取れるのか?)、色々疑問や質問が出てくるようか気がします。
獣医師-飼い主という緊張関係が、ある種、ほどける瞬間なんでしょうかね~。学校で、授業中の先生よりも、廊下で会う先生の方が質問しやすいとか、そんな感じと一緒かもしれませんが・・・。
話し方や表情が、会計後と診察室の中とでは、まったく変わる飼い主さん、意外と多いんですよ。
と言うわけで、当院では、事務的な仕事をしている方はいますが、よほど忙しい時以外は、『獣医師自身が会計します』。
その理由はもうお分かりですよね。
インフォームドコンセントをより深化させるためです。会計後の緊張感がとれた時に出てくる飼い主の疑問、質問、要望・・・・これが意外と私たちにとっては重要なんですよね。
お薬だけの処方で来院される方も多いですが、ここぞとばかりに日ごろの疑問質問をぶつけて見てください。質問するだけならタダですから(病院に言ってタダで医師の意見なんて聞けないでしょ?)、お得だと思いますよ。
この話は、つづきます。
北森ペット病院
http://kitamori.in.coocan.jp/
« 誤解が多い犬のオモチャ・オヤツ | トップページ | 病院自慢②つづき »
「獣医療・動物病院」カテゴリの記事
- 全身麻酔の事故・・・① どうして?(2023.03.15)
- 一部、新患、再開します(2023.02.28)
- 当院の自慢話(2023.01.21)
- 業界の為の仕事(2023.01.06)
- 再度書きます・病院選び②(2022.11.07)