情報リテラシー
北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。
今日は、医療情報リテラシーについてです。
要するに、得た医療情報が、本物かどうか、見極める能力ってことです。
情報の正確性は、その情報が、当然ですが、権威があるソースからの情報かどうかにかかっています。
ここで問題なのは、権威があるかどうか、情報を探している人がわかるかどうかです。
近所のおばちゃん(おじちゃんでもいいけど)より、獣医師、獣医師より獣医大学の教授、教授より・・・・・・これは分かりやすい構図ですが、
近所のおばちゃん(おじちゃんでもいけど)の感想より、獣医師の経験、経験より学会報告、報告より論文、論文より大規模調査、調査より調査の多層解析・・・
ここに、TV番組とか、ネット情報とか、雑誌の情報とか入ってくるとややこしくなりますね
ひとつ言えることは、
情報の正確性を追及するには、情報そのものより、情報源の権威の階層性を理解することですね。
例えば、ノーベリスト(ノーベル賞とった人)の言葉は権威がありますが、ノーベル賞自体を知らない人にとっては、ただのおっさん(おばさんでもいいですが)の言葉です。
情報の正確性を理解するには、どこに情報の権威があるのか、その権威はどういうパワーから来てるのかを理解することが重要なのです。
自分が賢くなる必要はありませんが、何が賢いかを理解する能力・・・・これが情報化社会に必要な能力ですね。
ちなみに、思想界では、ここ数年、ポスト・トゥルースをどう生きるかが多いなる関心ごとです。
でも、思想にまったく興味が無い人にとっては、ポスト・トゥルース、なんじゃそれ! でしょ。
結局、そういうことなんですよね。
北森ペット病院(千葉県茂原市)
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