日本の癌治療もステージが上がりますね
北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。
本日は、癌治療の情報です(ヒトの)。
日本も、とうとうゲノムセンター開設しましたね。
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2018/0601/index.html
これで、癌の治療も、10年後には数段上がってますね。
癌とは、簡単に言うと、ゲノム(遺伝子)の変異です。変異によって、細胞の増殖が制御できなくなった状態を癌といいます。
センターは、個々の癌の変異を調べて、テーラーメード(個人個人にあった)治療を将来的に目指す目的で開設されました。
さて、遺伝子の変異の種類には、
・細胞を増やせという命令を出す遺伝子の変異
・細胞を増やすなという命令を出す遺伝子の変異
・突然変異を修正する遺伝子の変異
・突然変異した遺伝子を持つ細胞を死滅させる遺伝子の変異
・遺伝子自体には変異は無いけど、遺伝子が働かないようになるエピジェネティクな修
などのパターンがあります。
変異の原因には、
・日々の細胞分裂の時(新陳代謝)の時のエラー
・ウイルス感染(子宮けいがん)
・化学物質
・慢性炎症(ピロリキンの感染)
・放射線・紫外線
・抗ガン剤(二次癌)
・加齢などによるエピジェネティクな修飾
などがあります。
癌における遺伝子の変異は、数個あります。また、同一個体でも、場所によって変異が違う事もあります。
将来的には、個々人の癌の遺伝子変異のデータが調べられ、AIが膨大なデータから最良の治療法を選択する・・・・・・という時代になります。
さて、これは医療の話し・・・・・・わが業界は、どうなることやら。
北森ペット病院(千葉県茂原市)
http://kitamori.in.coocan.jp/
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