death penalty
北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。
今日は、death penartyについて
若い頃は、明確な意見がありましたが、年取ると、所詮人間が作った制度だから、良いも悪いもない・・・・と考えるようになりました。
賛成の方は、反対の意見も知りつつ賛成であって欲しいし、逆もまたしかりですね。
ただ、制度が生み出す効果・影響に関しては、科学的に検証すべきだと思いますね。
現状は死刑制度があるわけですが、
・制度に抑止力はあるのか
(欧米では否定されてますが、彼らとはメンタリティが違うますからね)
・2人までの殺人事件は抑止力で減少するかもしれないが、制度があった場合、既に数人殺してしまった犯人が、制度があるおかげで、自暴自棄になり、3人でも5人でも同じだと、さらに殺人を犯す可能性がある
・刑の執行者の精神状態の悪化
・永遠に仇がとれない
(当然あだ討ちは違法ですが、あくまで違法というだけですからね)
なんて話を、某日本料理屋でしていたんですよ・・・・・・。
大将 『公務員にはしっかり働いてもらって、刑はちゃんと執行しないと!』
私 『でも、大将、十数年刑務所で見てきた人の刑を、実際に執行する立場のヒトは、執行後、一生悩むらしいですよ』
大将 『北森さん、そんなわけないですよ。仕事ですよ、仕事!』
私 『私なら、仕事でも、悩みます』
大将 『普通、悩みませんよ』
私 『そうですかね~』
てな話をしていて、しばらく時間が経過して、
大将 『今日は、いいすっぽんがいるんですよ、ぜひ食べていってよ』
私 『いや、今日は止めときます。』
そんな会話を何回かしたのですが、大将、いつになく、すっぽん、勧めてくるんですよね~。
それが、ちょっと不思議で、
私 『珍しく、勧めてきますが、どうしたんですか? 上物?』
そしたら、大将、なんて言ったと思います?
大将 『いやね、数日前に仕入れたんだけど、これ以上目をあわすと、情が移って殺せないんですよね~』
私、大将をじっと見返したんですが、大将、ハッとしてましたね。
という、実際のお話です。
私たちは、もう、相当な覚悟をしないと、殺せないんですよね。戦場で、敵を悩まず殺せる兵士って実は少ないんですよね。
そんな事を思った、一日でした。
« 動物は悩まない・・・いや、悩めない | トップページ | 論文書きました »
「独り言」カテゴリの記事
- 2度と出会わない症例(2024.02.28)
- ちょっと、ひどいね(2024.02.06)
- 明けましておめでとうございます(2024.01.01)
- 労働、学習、、、、、(2023.12.16)
- 今一度、がんばらないとね(2023.11.05)