無料ブログはココログ

北森ペット病院


« 動物は悩まない・・・いや、悩めない | トップページ | 論文書きました »

2018年7月 8日 (日)

death penalty

北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。


今日は、death penartyについて

若い頃は、明確な意見がありましたが、年取ると、所詮人間が作った制度だから、良いも悪いもない・・・・と考えるようになりました。


賛成の方は、反対の意見も知りつつ賛成であって欲しいし、逆もまたしかりですね。


ただ、制度が生み出す効果・影響に関しては、科学的に検証すべきだと思いますね。

現状は死刑制度があるわけですが、


・制度に抑止力はあるのか
(欧米では否定されてますが、彼らとはメンタリティが違うますからね)


・2人までの殺人事件は抑止力で減少するかもしれないが、制度があった場合、既に数人殺してしまった犯人が、制度があるおかげで、自暴自棄になり、3人でも5人でも同じだと、さらに殺人を犯す可能性がある


・刑の執行者の精神状態の悪化


・永遠に仇がとれない
(当然あだ討ちは違法ですが、あくまで違法というだけですからね)


なんて話を、某日本料理屋でしていたんですよ・・・・・・。



大将 『公務員にはしっかり働いてもらって、刑はちゃんと執行しないと!』

 『でも、大将、十数年刑務所で見てきた人の刑を、実際に執行する立場のヒトは、執行後、一生悩むらしいですよ』


大将 『北森さん、そんなわけないですよ。仕事ですよ、仕事!』

 『私なら、仕事でも、悩みます』

大将 『普通、悩みませんよ』

私 『そうですかね~』


てな話をしていて、しばらく時間が経過して、


大将 『今日は、いいすっぽんがいるんですよ、ぜひ食べていってよ』

 『いや、今日は止めときます。』


そんな会話を何回かしたのですが、大将、いつになく、すっぽん、勧めてくるんですよね~。


それが、ちょっと不思議で、


私 『珍しく、勧めてきますが、どうしたんですか? 上物?』


そしたら、大将、なんて言ったと思います?


大将 『いやね、数日前に仕入れたんだけど、これ以上目をあわすと、情が移って殺せないんですよね~』


私、大将をじっと見返したんですが、大将、ハッとしてましたね。



という、実際のお話です。

私たちは、もう、相当な覚悟をしないと、殺せないんですよね。戦場で、敵を悩まず殺せる兵士って実は少ないんですよね。



そんな事を思った、一日でした。

« 動物は悩まない・・・いや、悩めない | トップページ | 論文書きました »

独り言」カテゴリの記事