無料ブログはココログ

北森ペット病院


« 取材うける | トップページ | スポーツドリンクVS経口補水液(猛暑下脱水時 人の話)② »

2018年8月 5日 (日)

スポーツドリンクVS経口補水液(猛暑下脱水時 人の話)①

北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。


暑いですね。もう熱いと言ってもいいような状態ですね。


今日は、猛暑下でも脱水時の(ヒトの)、水分補給についてです。



猛暑下脱水時、スポーツドリンクVS経口補水液のどちらを摂取すべきか?という論文が紹介されていたので、それについて。


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29548770



論文紹介のその前に、今日は、まず、前知識を




 汗を書いた時は、水分と同時に、塩分(Na)が体から抜けるので、単なる水を飲むと、体の中のNaの濃度が更に薄まるので、とても危険です。



 体内では、水分とNaの動きは同じです。



 つまりNaが腸で吸収されるとき、水分も同時に体に吸収されます。これは逆に言うと、①のNaが薄まるのを避ける機講が体にあると言う事です。



 実際には、Na/グルコース共輸送型トランスポーター(SGLT)といって、腸内では、Naと糖分(グルコース)が吸収される時に、水分が体内に吸収されます。



 だから、スポーツドリンクや経口補水液には、Na、糖分(グルコース)が入っているのです。



水だけは沢山飲めないけど、ジュースは沢山飲めるのは、Naや糖分のおかげなんですね~。

⑥ といって、必要ない時に、これらを飲んでいると、ペットボトル症候群といって、糖尿病になります。だって、糖分の吸収も、最も良い状態の飲料水ですからね。

つづく



北森ペット病院(千葉県茂原市)
http://kitamori.in.coocan.jp/

« 取材うける | トップページ | スポーツドリンクVS経口補水液(猛暑下脱水時 人の話)② »

医療情報」カテゴリの記事