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北森ペット病院


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2018年11月26日 (月)

トラブル中毒、もろもろ

北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。



今日は、院内トラブルについて。



トラブルは、起こしたら負けです。自分の方に分があったとしても、トラブルが起きるような状況に陥った時点で、プロ側は負けですね。



さて、幸いにも、当院は、トラブルは少ないのですが、そうはいっても、お金と命が絡む世界ですから、たま~に発生します。



当院で多いのは、皮膚科の診療に関するトラブル。



皮膚科って、細かな検査もしますが、皮膚の状態を診て経験値で診断することがあります。しかし、普通の方は、この診るという作業に、診断的的価値をまったく置いていないのか、診るだけなのに●●円も取るのか?と、稀に、本当に稀ですが、怒る方がいます。●●のところは、う~ん、当院では確かにラーメン1杯よりは高いけれど・・・・・・・。



それなら、手相師の手相占いの場合は、見るだけなのにどうしてお金が発生するのか不思議ですが、



獣医師の私は、稀にですが、なぜか怒られてしまいます。




は~。面白いですね。



さて、話変わって、人医では、電話で医師がお話を聞くと、診察料が発生します。それはそうですよね、貴重な医師の時間をさいて、医学的コメントをするわけですから・・・。



獣医の世界では、慣習的に、当院もですが、サービスの一環・・・・ここでいうサービスとは、お金が発生しないということですが・・・・・・として電話相談は無料です。



で、傾向的に、上記のように診察料金でトラブルになる方は、往々にして、電話相談が非常に多いです。



結局、如何に診察料金を発生させないかに命をかけているのだと思いますが・・・・・・・、医療行為と言うのは、消費行動ではありませんから、



つまり、物が動くのではなく、行為が動くわけですから



獣医師側のパフォーマンスを一生懸命下げる努力を、日ごろから細かくなさるというのは、どうだろうかと思いますね。もちろん、たまにならばOKですよ。毎週、数回もって、ね・・。



ただ、トラブルは、やはり起こしたら負けです。自分の方に少しの分があったとしても、トラブルが起きるような状況に陥った時点で、プロ側は負けですね。



しかし、人々はなんで怒るのでしょうか?



私は、基本、怒らないタイプなので、不可思議です。




昔の彼女が不●をしても怒らなかったし(俺のせいだしね)、保育園で子供が顔に消えない傷が付いたときお怒りはわかなかったし(わざとじゃないし!)、自宅に車が突っ込んできた時も可笑しかったし(貴方、大丈夫?)、



きっと、怒りの閾値とポイントが他人と根本的に違うのでしょう。




でも非常に計算高い人間ですから、パフォーマンスで怒る作法・仕方は知ってます・・・・・・・学会とかでね(笑)。



そうそう、精神疾患の方が、院内で散々暴言、喧嘩をふっかけてくるので、どうなるか試しに怒り返してみたら、相手だまっちゃって、先生、短気だねって言われたこともありますね。う~ん、怒ってみるもんだね、時には・・・あっはは。



ちなみに、20世紀最高の知性・ラカンいわく、人は自我を主体の外に発見する、皆な、本能が崩れた精神病患者・・・・程度の差があるだけで、精神疾患なんて一般人と地続きさ!



さて、確かに病院でのトラブルは、起きた時点で病院側の負けですが、飼い主さんに一つ言いたいのは、この病院、何か嫌だな? 先生とはトラブル続きだな? と思ったら、転院をお勧めします。



動物は、最後は必ず死にますので、その時、ここにかかりつけていて良かったな・・・・と思えるところにかかりましょう!



文句を言って、獣医師側のパフォーマンスがあがると思ったら、それは間違い。早々に、next doorに行くべきですね。



その昔、小さなことに怒る人は、大きなことに怒れなくなると教わりました。



記憶の中で、本気で怒ったのは、1992年だったかな、フレイディがエイズで死んだときですね。腹が立ってしょうがなかったです。



さて、私は、大きなことに怒れる人間でしょうかね(笑)



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