過去から未来へドライブ
北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。
私の人生は、サイエンスのほかに、音楽と哲学に彩られているわけですが、この3つ、明らかに構造は一緒なんだよね。
みんな、偉大な過去の作品を踏襲してるってこと。
サイエンスの論文なんて、みんな読んだ事ないとおもうけど、過去の理論の説明からは入るんだよね。敬意をもってね。音楽も、各アーチストは、自身が影響をうけたヒーローが必ずいるし、哲学にいたっては、ソクラテスの昔から一本の道があるしね。
哲学・思想は、必ず前の理論を否定する構造を持つものが現代における王道になるんだけど、そのパラダイムシフトは凡人の私にも少しはわかるくらい、スリリングだね。
音楽は・・・・真の音楽好きにはマストだと思うけど、必ず好きなアーチストのルーツまでさかのぼって聴くよね。
サイエンスと、いっしょ。
最近、私のHPを見てくれている人は気が付いていると思うけど、ボクサー犬に加えて、、ブルドッグの研究を始めたの。
それは、かのNature誌に載った最新の犬の系統図で、ボクサーの横がブルドッグだったから、単にそれだけなんだけど・・・・・そしたら、なんとボクサーと同じ心臓突然死の論文が過去にあって、驚き!
そうすると、ブルドッグの他の病気を調べたくなるよね。当然ね。
すると、ブルドッグは、人の睡眠無呼吸症のある種のモデルであることがわかったの。
Hendricksて先生が、1990年代に、とってもユニークな方法論でその事を発表してるわけ!
次にその先生の論文を系統的にあたると、ショウジョウバエ使って睡眠の研究をして、大家になっていくわけ。
すごいクールだよね。
睡眠時無呼吸って、当然呼吸器系の問題でもあるから、論文読むうちに、知らず知らず、呼吸器のことも勉強になる。
ミチロウさんから、ピストルズ、ダムド、ウイラード・・・・からドアーズ、ボウイ、ルー・・・・いくらでも派生するようにさ。他のラインも当然あって、ビートルズのshe is laeving homeだっけかな、あの書評で、確かシューマンのどの曲より美しいって書いてあって、当時小学4年生。シューマン? クラッシックって何?・・・・・そういえば(当時私が好きなある)人がニーチェ好きで、ワグナー聴いてたから、私もワグネリアンになって、ブルックナーへ・・・・。
哲学も、ミチロウさんが、motherという雑誌で、吉本隆明さんと対談してて、そこから入ったね。
音楽、哲学、サイエンス・・・・・・たまにモーツアルトやニュートンやフロイトみたいな、お前どっから出てきたのって天才もいるけど、
結局、なんていうのか、この3つは、
過去から未来へ、未来から過去へ
(そんなもの無いって言う哲学者もいるけど)、
縦横無尽に、ドライブしている感覚を私に与えてくる。。
結局、ロッカーの精神が、今のわたしの病院のスタイルを作っているんだよね。
てなことを、以前、インタビューの時に話したら、
『先生、ぜんぜん意味わかりません』
だって、さ。
まあ、いいか。
ここでコラム書いてます
https://wannya365.jp/writer/detail/11
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