セカンドオピニオン(意味と構造)
北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。
『昨日さ、他院でなかなか治らないからって、セカンドオピニオンでうちに来た飼い主がいてさ、前の獣医がめちゃくちゃでね、●×□△』
良くある獣医同士の会話ですが、21世紀になっても、進歩しないね・・・。
この発言には、言葉の間違いと、獣医師の意識のひどい構造が、見え隠れしています。
まず、言葉の間違いは、
セカンドオピニオンですね。
この場合、セカンド~ではなくて、転院と言うべきですね。セカンドオピニオンは、ファーストオピニオンの先生から、データなりをもらって,あらためて違う(獣)医師の話を聞くことですから。
さて、言葉の間違いはともかく、
さらにこの会話のひどいのは、セカンドオピニオンという言葉に悪意をこめているからですね。
治らないから、セカンド~で、他院へ行く・・・・・この言い方だと、セカンド~は、治らないときに使用する言葉・・・・つまり良い意味ではないですよね。
つまり、この獣医師は、業界が推進している患者の権利である(真の意味の)セカンドオピニオンに、悪いイメージを、一生懸命つけている獣医師ということになります。
自分の行っていることは、案外自分ではわからないものだけど、2重の意味で間違ってしまうと言うのは、喜劇ですね。
『昨日さ、他院でなかなか治らないからって、セカンドオピニオンでうちに来た飼い主がいてさ、前の獣医がめちゃくちゃでね・・・・・・・』
私、
『先生、その話、めちゃくちゃ面白いね~』
ここでコラム書いてます
https://wannya365.jp/writer/detail/11
北森ペット病院(千葉県茂原市):PC用
http://kitamori.in.coocan.jp/
北森ペット病院(千葉県茂原市):スマホ・PC用
https://www.kitamori-ac.com/
« 過去から未来へドライブ | トップページ | どうしてみんな同様に間違うか »
「獣医療・インフォームドコンセント」カテゴリの記事
- やっぱりドロップ(再生医療)(2024.08.16)
- 昔とは違うね~その②(2024.07.24)
- 昔とは違うね~(2024.07.24)
- 久々にHPに大きな項目を作りました(2024.01.12)
- 最先端の道はつらいな(2023.12.17)