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北森ペット病院


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2019年3月 1日 (金)

セカンドオピニオン(意味と構造)

北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。



『昨日さ、他院でなかなか治らないからって、セカンドオピニオンでうちに来た飼い主がいてさ、前の獣医がめちゃくちゃでね、●×□△』



良くある獣医同士の会話ですが、21世紀になっても、進歩しないね・・・。




この発言には、言葉の間違いと、獣医師の意識のひどい構造が、見え隠れしています。




まず、言葉の間違いは、



セカンドオピニオンですね。




この場合、セカンド~ではなくて、転院と言うべきですね。セカンドオピニオンは、ファーストオピニオンの先生から、データなりをもらって,あらためて違う(獣)医師の話を聞くことですから。



さて、言葉の間違いはともかく、



さらにこの会話のひどいのは、セカンドオピニオンという言葉に悪意をこめているからですね。



治らないから、セカンド~で、他院へ行く・・・・・この言い方だと、セカンド~は、治らないときに使用する言葉・・・・つまり良い意味ではないですよね。





つまり、この獣医師は、業界が推進している患者の権利である(真の意味の)セカンドオピニオンに、悪いイメージを、一生懸命つけている獣医師ということになります。




自分の行っていることは、案外自分ではわからないものだけど、2重の意味で間違ってしまうと言うのは、喜劇ですね。



『昨日さ、他院でなかなか治らないからって、セカンドオピニオンでうちに来た飼い主がいてさ、前の獣医がめちゃくちゃでね・・・・・・・』



私、


『先生、その話、めちゃくちゃ面白いね~』





ここでコラム書いてます
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