死の意識
北森ペット病院・北森です。当院ブログを
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動物は死ぬことを理解していますか?と
しばしば聞かれる。
動物は、『死』という名詞を持たないから、死を考える(考えるは動詞だから、考えること自体はできる)ことはできない。
おそらく本能的に、死期が近づくと、天敵
に襲われる恐怖は出てくると思う。だから、しきりに隠れようとする。
さて、そんなことを聞かれると、はたして人はどうなのだろう?
と考える。
一般的に人の『死』は、肉体の死を意味する。だって死は生物学的な定義で、細胞の死で
あり、その総体の肉体の死だから。
さて、肉体の死だが、肉体は私のものだから
私の肉体が死ぬ。当たり前。
しかし、私の肉体という所有格の『の』が付くくらいだから、
私と肉体は、違うものだ。私の鉛筆といったときの、私と鉛筆が違うように。
つまり、私の肉体は、私ではないという否定形の存在でもある。
私ではない私の肉体が死んだときに、私のほうはどうなるのか・・・・
とても不思議な問題だ。
ポカーフェイスに見えるのか、先生は、死ぬなんて怖くないでしょう?
なんて言われる(オイオイ、なんちゅう雰囲気だ、俺)。
う~ん、痛いのは嫌だけど、怖いとすると、
私の死んだ後に、世界がそのまま続いて
いくことに、少し恐怖を感じる。
でも、物理学が教えるように、何十億年後
には太陽系もなくなるので、少し、ほっとする。
ここでコラム書いてます
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