クローン(コラム更新)
北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。
コラム更新されました。
クローンについてのコラムです。NHKで取り上げられるなど、クローン猫、クローン犬が一部で話題です。
今回は、クローンの話の前に、まずは、クローンに関わる様々な概念・・・・・・・遺伝子、ゲノム、DNA、染色体・・・・・の違いについてのお話を書いています。
https://wannya365.jp/article/column/569
クローンの話はともかく、遺伝子の意味を知ることは、今後の医療を理解するうえでとても重要ですから、ぜひそういうイメージで読んでは欲しいです。
ところで、かのアインシュタインは、生物学(医学)は科学じゃないと言って、大嫌いだったんですよね。
科学は、言ってしまえば、物質と物質の関係性を示すものですが、関係性がを示すとき、関係性が公式化されないと精密科学とはいえませんね。公式とは、目に見えないもので現実をコードするということですね。
エネルギーとか、質量とか、まさに物理学は精緻の科学で、ゆえにアインシュタインは、公式のない生物学がばかばかしく思えたんですね。
さて、病気は、ほぼほぼ遺伝子の変異です。遺伝子は、体の構成成分であるたんぱく質を作ります。体には膨大な種類のたんぱく質があって、様々な機能をになっています。だから、ある日突然、遺伝子の変異で、たんぱく質が変化すると、病気が発症するのです。
21世紀、病気を、遺伝子 - たんぱく質 という目に見えないものでコードする段階にようやく生物学(医学)は、入ったのです。
次は、遺伝子の変異をいかに公式化するかですね。
しかし、物理学も結局、あるものを公式化すると、その公式を担う概念は、何で公式化するかと・・・・・延々細分化されていくわけですね。
つまり、物質は、どこまでいってもさらに小さい物質に分割されるわけで、結局、現在の世界を把握する仕方では、永遠に世界は把握できなんですよね。
AはBでできている。BはCでできている。CはDでできている・・・・・・・・・。
世界を細分化して把握しようと試みるのは、理性の病気かもしれませんね。
あ、この場合の病気は、文学的な意味で、遺伝子は関係ないです(笑)
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https://www.youtube.com/channel/UC9qDMRC15D_O2tdFiUbnr2A
ここでコラム書いてます
https://wannya365.jp/writer/detail/11
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