私をめぐる問題
北森ペット病院・北森です。当院ブログをご覧頂き、感謝いたします。
『私』をめぐる問題。
動物には『私』がありませn。
なんたって、私と言う言葉がないですからね。
『私』は、不思議で
例えば、今このブログを見ているあなた! 私は、このブログを、見ている・・・・とは思いませんよね。ただただ、ブログを、見ている・・・・ですよね。私たちは、私は歩いているなんて思わずに、歩いていますし、前から怖い方が近づいてきたときも、私は怖いではなくて、単に、怖い・・・です。
『私』は、私が『私』を意識したり、過去や未来を回想するときに、心にたちあわられて来るものだと思います。
なので、おそらく動物には、『私』はないと思います。
次に『私』の不思議な問題は、
私の『私』と、あなたの『私』が同じものなのか、違うものなのかということです。
もし違うものならば、どうして、同じ私と言う言葉を、主語に使うのか不思議です。
会話で、主語を、私、I、Ich・・・・なんてせずに、名前にすれば良いはずです。
『北森は昨日、カレー食べたんだけどさ~・・・・』みたいな。
なぜ人々は、私を『私』で統一するのでしょうか?
人工知能入りPCが数台あったとします。
それぞれのPCは、ソフトの数(経験)、ハードの用量(記憶量)、CPU(IQ)が違います。それぞれに、1号機、2号機、3号機・・・・・・と名前をつけて、知能の処理能力差が出ても、PCはPCですね。
私(北森)は、私の『私』も、あなたの『私』も、実は同じものではないかという意識がぬぐえません。だから、あなたの『私』の悩みが、私の『私』には分かるのではないかと思います。
もし、ずべての『私』が同じものならば、
つまり、意識したときにのみ現れ、すべての『私』が同一のものであれば、
例えば、『私』が死ぬ・・・・と言う表現もおかしくなりますね。
肉体は心停止より滅びても、その肉体に時にたちあらわれる『私』は、たちあらわれなくなるだけということになりますね。
キチガイで、私はヒットラーの生まれ変わりだという人も、記憶喪失の人やボケ老人が私の名前が分からないと言っても、
私の文法的な使用法は間違っていなく、必ず主語は、私は・・・・・といいますね。
それは、結局、『私』が、人間の脳に構造化された、同一なもだからではないでしょうか?
世の中には、素晴らしい人生を送る『私』と、普通の人生を送る『私』と、どうしようもない人生を送る『私』がいて、意外と全て想像の範囲内の人生なんですね。
少々、ソフトと、ハードと、CUPの差があるだけでね・・・・・
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