the 4D echocardiogram in a dog and the cytoscope in cat
台風で、あわただしい数日でしたが、
こんな時は、勉強するに限る!限る!限ります!・・・・・・・ということで
(どうせ、近所が避難場所ですから、被害は当院までは襲ってはこないでしょう)
最新技術の勉強、検討をしていました。
その1、心臓の3D/4Dエコー
対象は、心臓の腫瘍の3D/4Dです。写真矢印に心臓の腫瘍があります。
その2は、膀胱鏡の検討。
いわゆる膀胱、尿道の内視鏡です。
ネコの尿道
ネコの膀胱
内視鏡の径は1.6mmです。
このシリーズは、0.3mmの極小サイズもあります。
すごいね~!
開院した20数年前は、
犬猫のレントゲンを撮らせてえええええ・・・・なんて言ったら、
しばしば、
①『犬猫にレントゲンあるの!』 (驚きの表情で)
②『そこまではしなくて、いいよ・・・・・・・・』 (困った表情で)
なんて言われましたね。
②は、お金を気にされる方の発言。今でも、CT検査を・・・・・なんて言うと・・・・・・・・・はっきり、犬猫に、そこまではお金をかけられません!と言って頂いた方が良いのですが。
(でも、今は、レントゲンを、懐事情で断る方は、ほぼいません。)
①の方の発言は、今でもありますね。
犬猫に心電図検査ってあるの! 犬猫の血圧検査ってあるの!・・・・などなど。
宇宙に初めていった動物は犬ですが、
医療機器は、必ず動物で試されてから、人に応用されます。
写真は、世界で初めて心電図の測定に成功したWallet博士と、ブルドッグの愛犬Jimmy。博士は、まずJimmy!!!!!!!に、電極をつけて心電図を計ったのですよ!見えずらいかもしれませんが、下の写真の犬の肢、バケツに入っているでしょ!
なので、
状況的には、犬猫等で試された医用機器が、人で応用される。しかし完成品は高額で、獣医には、これまで買えなかった・・・・・・というのが実情なんですよ!
(私自身も、将来、人に応用するための医療機器を、犬猫で試しながら開発するお手伝いもしています)
あ、そうだ、②には、変形パージョンがあって、
②の2 『そこまではしなくて、いいよ・・・・・・・・』 (半笑いで)
医療者や、獣医自身が、そう言ってる(思っている)パターンね。
獣医には、そんな技術は、too much、more than necessaryだってね。
私も、同業者に散々言われていますが、
だって楽しいもの! Happy! Happy!
そう言っている医療者や獣医って、Low Tech だよね!
私は、
犬と散歩して、
猫の頭をなでながら、
『生きていくってなんだ~』って、考える為に、生きているようなもんですからね。
ますます、犬猫の為だけに、がんばりまーーーーす!
当院youtube (世界に発信しています。全て飼主の同意は得ています。世界初の動画も有?150動画あって、ジャンプが遅いっす)
https://www.youtube.com/channel/UC9qDMRC15D_O2tdFiUbnr2A
ここでコラム書いてます
https://wannya365.jp/writer/detail/11
北森ペット病院(千葉県茂原市)
https://www.kitamori-ac.com/
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