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北森ペット病院


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2020年1月 3日 (金)

NO BOOK  NO LIFE

最近の若者は本を読まない


って!


いやいや大丈夫、


私は異常に本を読みますが、高校時代、私の周りで本を読んでた奴なんて皆無だったから、さ!


人生100年時代!


そんなに良い事なら、世の大人も読むはずだけど、


読書なんてしてる大人なんて、いねーし!


あははは



とうわけで、昨年出会った名著紹介!(発刊はかなり以前のもあります)


① 宮野真生子 : 急に具合が悪くなる

昨年ガンで若くして死んだ哲学者宮野先生と、子宮頸がんワクチンの風評被害を文化人類学的に解き明かしている磯野先生の、宮野先生が死ぬまでの往復書簡です。


宮野先生には

なぜ、私たちは恋をして生きるのか―「出会い」と「恋愛」の近代日本精神史 という名著もあります.

 

池田さん、宮野さん・・・・・女性の哲学者は珍しいですが、両者とも早死にしましたね。


② ピエール・ブリュデュー : デスタンクシオン(社会的判断力批判)

生まれながらの社会的地位の高さは、文化的素養を知らず知らずにみにつけ、後から一般人ががんばっても、スノッブにしかならず、文化的には永遠においつけない・・・・みたいな元もこもないことをエビデンス化した大作ですね。

 

③デビッド・シュピーゲルハルター: 統計学はときにセクシーな学問である

米国の畜産家は、●●%が、1960年代まで獣かんしてたとか、●●なような逸脱した性行為と、IQの相関・・・・・まあ米国人らしい、エビデンス主義が面白い。有名なキンゼイレポートや、マスターズ博士の話も出てきます。


④ ヘーゲル
精神現象学(長谷川宏訳)

⑤ 竹田青じ 
カント 純粋理性批判


私の生涯のテーマの一つに、どうして(獣)医師は、誤診をするのか?があります。

カントは、客観には永遠に人は触れられないとします。ヘーゲルは、客観も主観の亡霊で、弁証法的理解の深化で、主観は客観になるとします。でも、どちらも、現象を感性が認識し、悟性(ヘーゲルは知性)で言葉に落としこみ、理性で現象と人間が一体となる・・・・・という流れなんですね。

医学に対する一般人のナイーブな誤解は、悟性の無さですが、●●先生や●●先生の駄目さ加減はどこからくるのか・・・・・そして私もする誤診に、法則性は
あるのか・・・・



というわけで、

皆さん、読書を楽しみましょう!



ちなみに読書をしても、


金になりませんし、性格は難しくなるし、ろくな事ありあません。



しかし、


脳が刺激されます。

脳が刺激されるということは、性行為に似た興奮です。現代人の性行為は、ほぼ幻想の上で成り立ってますので、同一の行為ですね。


読書の興奮は長時間つづくが、性行為は・・・まあいいか。



死ぬのが怖くなくなる・・・・・・

という境地にいざなう書は沢山あります。私は哲学的にその境地に到達したいですが、スピルチャル関係でも、仏教関係でも、良いと思いますね


そして、最大の読書の効果は

暇がつぶれる!


私は、読みたい本が山のようにあるので、暇なことがこの52年、基本的に無い!釣りに似てるね・・・・(釣りしたこと無いけど)。


NO BOOK NO LIFE


北森

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