コロナ×21 ペットとCOVID-19
感染症に関する正確なデータは、CDCです。
COVID-19が米国のトラに感染したという話をTVでみて、早速CDCのWEBを確認したら
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/faq.html#covid19-animals
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/daily-life-coping/animals.html?CDC_AA_refVal=https%3A%2F%2Fwww.cdc.gov%2Fcoronavirus%2F2019-ncov%2Fprepare%2Fanimals.html
おおおお、認めとる!
これで、科学的には、このトラ・・・この!が大事(後述)・・・・・に、COVID-19感染したことが認められたと正式に考えてもOKでしょう。
(まあ、SIRSは、元々ジャコウネコからだったらしいしね!)
毎日、必ず飼い主さんに、ペットへの感染の質問をされるようになりました。
重要なことは、
・感染と、例えば毛に一時的に付着することとは、違います
・感染と、その後、そのペットが人に更に感染させることとは、違います
・その感染が、その種一般におきることとは、簡単には言えません
一般論は、
ウイルスは、動物種を超えて、うつりません。
中には、
種を超えてうつる狂犬病ウイルスのようなものもありますが、そのようなウイルスは、逆に、そう簡単にはうつりません。だって、種を超えてウイルスが、簡単にバンバンうつってたら、地球上から生き物全滅しまっせ!
今回のトラのケースは、レアだとまず仮定しましょう。
でも、いい時代だよ。
ちっぽけな国の一市民が、大国の研究機関のデータを簡単に見れるんだからね!
逆に言えばさ、
情報弱者ななんちゃて専門家が、すぐバレル時代だよね~。
100年に1回の出来事だよ!
あなたの大好きな大好きな担当獣医師が、どの程度の報情収集能力があるか、
わかっちゃうな~!
さて、
抗ウイルス薬・アビガンが、第三相臨床試験に入りました。
第二相でドロップせずに第三相に入ったということは、効果が認められる症例群をとらえた可能性があります。
元製薬の私としては、たまらん。
第三相試験のデザイナー、成功したら、何百億ですよ!!!。
しびれるよね!!!!!!!
私は、肝炎ウイルスのようにキャリアになるウイルスではなく、自己免疫の排除に頼るこの手のウイルスには、インフルエンザウイルスがそうであるように、特効薬なんて無理だと思っていますが、
まさかまさかですね
(ちなみにインフルエンザの薬は、回復日数を1日短くする程度の効果だよ~)。
臨床試験は、一般的にはブラインド(プラセボ)をおきますが、
首相直轄で、
ブラインドをおかず、抗がん剤のように、患者の同意があれば使用できる症例検討試験も、可能にするらしいです。
海外の試験データでは、ほぼほぼ重症患者にはステロイドが入っていますが、
ステロイドの効果を越えて、アビガンが効果を発揮するのか?
はたまた
ストロイドの入っていない、軽症者にターゲットを絞って投薬するのか?
学問的に、楽しみです。
しびれる!!!!!!!!!!!!!!
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