コロナ×28 じたばたするなよ
森ゆきのじょう 先生は
じたばたすると
世紀末がくるぜ
って
アイドルのシブガキ隊を通じて、私に、教えてくれたわけですが、(笑)
何か大変なことが起こったときには、
じたばたすると、
脳が動かなくなるので
とにかく、一生懸命、落ち着いて、それぞれが、それぞれのことを考える・・・・考える・・・・考え続ける・・・
のが、寛容ですよ。
私は、大変なことが起きたときは、そこから何かを得ないと、損だ~という
能天気な感性で生きてきました。
・・・・・・・
私は、このCOVID-19騒動で、
国内獣医領域で、どこにウイルス関連の知のフロントラインがあるか考えて、だいたい、つかめました。
情報以上に、その情報のソースが重要なわけですからね。
COVID-19がなければ、得られなかった、私なりの質問の立て方であり、答えでした。
SARS-CoV-2ありがとう
(そして早くどこかへいけ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて
猫には怖いコロナウイルス感染症があります。
FIPと言って、猫コロナウイルス変異型の感染が原因で起こる猫の致死性疾患です。
このFIPにはⅠ型、Ⅱ型があって、
Ⅱ型は、
犬コロナウイルスと猫コロナウイルスの交雑による変異です。
1990年代後半のエビデンスですが、私は、まったく知らず、30名程度の獣医の仲間にも聞きましたが、やはり、誰も知りませんでした。
獣医師って、そんなものなんですね。
ははははは
(あなたの主治医に聞いてみてね)
犬の予防医療では、
混合ワクチンを、
パルボ、ジステンパー、アデノ部分のワクチン抗体を計って、それらの抗体価が十分あれば、接種をしないというやり方が、
最近流行っています。
確かに、その方法論は、一つの見識ではありますが、
ただ、この混合ワクチンの中には他にも犬コロナ予防分画が入っていて、
少なくとも一般的には、
コロナのワクチン抗体価はまったく気にされていません。
何が言いたいのかというと、
パルボ・ジステンパー・アデノの抗体価が高いのをもって、コロナが入っているワクチンを、接種しないというやり方が流行っている・・・・
繰り返しますが、
一つの見識です。
でも、
猫のコロナと、犬のコロナが交雑して、怖いFIPになるのであれば、
猫と同居する環境下の犬には、コロナ入りのワクチンを、パルボ・ジステンパー・アデノの抗体価に関係なく、毎年接種したほうが良いのかな?
とも思えます。
ということを、
最近、考えている私です。
壮大なCOVID-19の渦に巻き込まれて
じたばたするより、
猫と同居の犬のワクチンのこと・・・・・・・・・生活に密着したウルトラ小さいことを考えると、
毎日が刺激的ですね。
というわけで、
目に見えるものはメッセージ (By ユーミン)
SARS-CoV-2は、色々なことを私に教えてくれて、考えさせてくれたわけですね・・・・これからも。
(そして早くいなくなれ)
・・・・・・・・・・・・・・
ちなみに、
私に、じたばたすると良い事ないよ~
と、教えてくれたこの歌詞の
前のフレーズは、
授業中、手を上げて、俺のこと好きだといったら
抱いてやるぜ
・・・・・
う~ん、狂った80年代ですね。
あはははは
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