ドーベルマン拡張型心筋症(DCM)の国内調査に関する告知!!!!!
8月から開始した、
GO TO KITAMORI キャンペーン
ドーベルマンの拡張型心筋症(DCM)の国内調査
はや1ヶ月、経過しましたね。
調査の内容は、
・遺伝子検査
・一般生化学
・心臓マーカー(3種類)
・甲状腺機能検査(DCMに併発すると、死亡率が2倍跳ね上がります)
・心臓エコー(来院者のみ)
・胸部誘導心電図(来院者のみ)
・ホルター心電図検査(希望者は誰でもOK)
です。すべて無料でーーーーーす。
本日の時点で、なんとすでに参加のドベちゃんNO13まで来ました。
面白いことに、わが病院のある、長生・茂原地域からの来院ゼロで、他市県内が8頭、県外が5頭です。ボクサーのときもそうですが、まったく地域に根ざさない、いや根ざせない病院ですね。
キャッチフレーズは、地域非密着型!
ですからね。
わははは。
で、前置きが長くなりましたが、今日はその調査に関する告知です。
告知!!!!!!!
当院でやとっている通訳さんと一緒に完訳した
ヨーロッパにおけるドーベルマンのDCMスクリーニングガイドライン(2017年版・最新)
の翻訳版を請求者に無料で差し上げます。
使い方ですが、
●獣医の先生方、
とても勉強になりますよ。
だって、心臓エコーは通常使用しないモードばかり(人間の領域のモードです)、かつ、皆さんが大の苦手な心電図検査、さらに皆さんが見向きもしないホルター心電図検査、そして心臓マーカー検査・・・・・機能、電気的評価、血液検査と、盛りだくさんで、ドーベルのDCMがあるていど(完全には無理です、人間でも苦労してますからね)自信をもって診断できれば、他の心臓疾患の検査は、怖くなくなりますね。
●飼い主さんは、
これを主治医にもっていって下さい。勉強させましょう。ドーベルを見るからには、突然死のDCMを避けては通れません。ヨーロッパのドーベルのDCM罹患率は50%で、恐るべき数字。もし国内もそうであるならば(私は、それを調べていますが)、そのことを知らずに、下手に麻酔なんぞかけると、死ぬかもしれませんからね。ボクサーのときもそうでしたが、大型犬の飼い主は、CTのあるような地域NO1の大病院へかかりつける傾向にあります。CTあって高度をうたうのならば、しっりとヨーロッパグレードで調べてもらいましょうね(はい、少し皮肉です)。
●ブリーダーの方、
プロなんですから、まともな情報の発信源になりましょう。ボクサーの心筋症の研究で経験しましたが、嘘の情報の半分はブリーダー発です(残りは獣医ね、ごめんなさい)。痴呆な、なんちゃって情報を鵜呑みにすると、馬鹿になります。今の時代、簡単に理解できる情報は糞だともってください。真剣に考えるとはこういうことだというのを体感しましょうね。
というわけで、
翻訳の請求は、病院のHPメールにいつでもどうぞ!
今は
ドーベルマンに多い、胴関連性肝炎の論文を訳してします。
それも、今後、配ります。
論文も読めない、
日本語で書かれた商業雑誌を論文だと思っている白痴の同業者にはうんざりしています。議論ができないんですよね・・・・。
手前味噌ですが
白痴に、白痴て言ってるだけじゃ、私も明日には白痴になりますからね。
こういう仕事も需要ですね。
でね、
昔は、翻訳で金儲けや有名になった獣医師が沢山いてね~、でね、そいつらの末路って多くは相当哀れなんですよね。情報を右から左に動かして金儲けするのは、部外者がやればいいのさ。本職は、本職から、情報で金をとってはいかんよね。ヒポクラテスね。
怠慢な日本の獣医師、ブリーダーたちよ!
恐れおののくがよい。
我々は、無知以外、失うべきものを持たない。
我々が獲得するものは、知識である!!!!
« 分からないときには、わからないことを前提に | トップページ | 善人の獣医師なんて消滅すればよいと思う »
「獣医療・疾患」カテゴリの記事
- 悪魔的な・・・・(2023.04.15)
- 道は遠く・・・・・(2023.02.19)
- 獣医の実施する全身麻酔のリスク(2022.10.08)
- なし崩し的に・・・・・(2022.02.04)
- 乳がんのエコー(2022.01.30)