職業(差別)をめぐるあれこれ
私は、オフの日、かなり奇異な服装で町を歩くので、
(加えて長髪だし)
あれでも獣医さんなんですよ・・・・と
紹介されることが多いみたいです。
シチュエーション的には、
行きつけのブティックや、おすし屋さんなどで、
私が立ち寄って帰った後に、店員さんが他の客に
あれ誰?って、聞かれて、ね・・・
あれでも獣医さん・・・フフ
獣医に、さん!!!!!をつけられるところが、
自己分析的には、
社会的にはどっちつかずの職業なんですよね、
獣医師って、ね。
職業の社会的な地位が微妙な場合は、
悪いことをしたとき・・・・、獣医師、痴漢で逮捕、
良いことをしたとき・・・・、町の獣医さん、放置犬を引き取る
みたいに・・・・世間は、巧妙に職業を、ケースバイケースで表現する。
似たような職業では
警察官(おまわりさん)、保母(さん)、看護師(看護婦さん)、教師(学校の先生)などがあるね・・・良いことをしたときにやわらかい表現になるのが、特徴ね!
これが官僚、医師、弁護士、大学教授、作家など・・・の場合、善と悪の行為での職業表現は変わらない。
よくある陳腐なドラマでは、
高級官僚や医師の息子が、親の職業を継ごうとすると、
『自分の夢をあきらめていいのか!』
みたいな、おせっかいな話をする先生が登場するけど、
でも
米農家の息子が親の跡を継ぐとTV的には
美談だ!
最高だね、
このあたりのTVの変わり身は!
さて、獣医は、
どっちだろうか?
やはり、漁師サイドかな?
獣医師というとかなり馬鹿にされた時代をすごした私にとっては、
どっちでもいけど
『あら、こちらイヌ屋さんね?』
って歯科医師の前で、飲み屋のねーちゃんに言われた昔が懐かしい!
おかしくて大笑いしてたら、
歯科医師が、それ怒るところだろう?って不思議な顔してたね。
ダイジョブ、
私、言葉を信じてないから、まずおこならい!
でも冒頭の、
あれでも獣医さん・・・・って表現は、獣医の職業としての微妙な社会的上昇を感じる、ね・・・もう馬鹿にされないのだろうか?
ちなみに
私、
見えないかもしれませんが、
本心から馬鹿にされるのは、まったく、気になりません。
少なくとも、ほめられるよりは、馬鹿にされたほうが、安心だね。