業界はいつも、ダブルスタンダード
は~
朝から、デスクに置かれた、
業界の、日本語の論文・総説を3報みて・・・・・・頭が痛くなる。
私は、
普段は、
獣医の日本語論文や、月刊誌や、学会誌の類は読みません。
情報の質が、あまりに低いから。
最新の医学情報は医科の日本語論文で、
獣医学の論文は英語で書かれたエビデンスが高いもの
を読みます。
でも、たまには、国内の獣医の論文を読まないと、
ミイラ取りがミイラになるから、
修行だと思って、
バカバカしいけど
眼を通すのだけれど・・・・。
今日の3報もひどかったね・・・・。
論文や総説には、最後に必ず参考文献をつけるのが、マナー。
でも、
相変わらずの、状況に、ほとほと嫌になる。
論文①
M獣医師
6Pの記事に、参考文献 1報
獣医大学の研究所に所属
論文②
I獣医師
6Pの記事に、参考文献 2報
皮膚科専門の動物病院・獣医師
総説③
E教授
3Pの記事に、参考文献 0報
獣医国立大の教授
ちなみに、今週読んでいる、われらがイワケン(感染症の権威で神戸大教授)監修の、医学雑誌に掲載された論文では
● N医師
11Pの記事に、参考文献 85報
大学病院の医師
● S先生
2Pの記事に、参考文献 7報
薬剤師
ね、いかに我が業界が異常か!!!!!!
わかるでしょう!
結局、エビデンスなんていってるけど、妄想の類を、読まされているのですね。
飼い主には、エビデンス主義、仲間内では、妄想・・・・・
こういうのを、ダブルスタンダードっていいますね。
医者では決して処方しないサプリを、大量に、治療薬のテイで、しかも高額で処方するのが我が業界!当たり前だよね、しょっちゅう妄想を論文だと思って読まされているからね。サプリか薬かも分からなくなってるんですよね・・・。
ちなみに、
先だって私が書いた日本語論文(総説)は、
8Pで、引用文献53報です。
メーカー・検査センターにも配布して、
少なからずの方に、引用文献の多さに驚かれましたが、
は?
当たり前ですから!
過去に敬意を払えない人間の仕事って、いい加減なんだよ・・・ね。
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