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北森ペット病院


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2021年1月13日 (水)

誤診

1990年代に、米国の内科医(人のね)の初診時の誤診率が40%くらいという

論文を見たことがある。



あの頃よりは医療機械は進歩したけど、

話せない動物相手・・・・(というと、人医は、人はうそをつくからね・・・と切り返す・・・笑)

多分、私もその程度だと思う。



誤診をなくす努力は、


飼い主とのコミュニケーションと不断の医療技術の習得に

つきるけど、

(それ以外は認知科学の問題)



設備投資を継続的に実施している動物病院は、

オリンパスの調べだと20%。


80%の病院は、医療技術は増えずに、

う~んと・・・・髭が増えたりする・・・・パターンだね。



聴診して、

心雑音

・・・・心臓病だね、お薬・・・・えっと、40%誤診ですね・・・心臓病にもいろいろあるからね。



血液検査して、

腎不全

・・・点滴して・・・・30%は誤診で・・・失明してトラブル。


誤診の回避は、

コミュニケーションと、不断の医療技術の習得が重要と書いたけど、


そういう病院の生き残り戦略は、コミュニケーションのみのUPだから、誤診率は上がる一方さ!


繰り返して書くけど、

私も誤診はするけども、


私を含め20%の獣医は、誤診率を下げる努力をしているけど、


80%の獣医は、構造的に上がっていくわけね。


優しいだけが男・・いや獣医じゃない。



加えていうと、

聞くわけのないサプリなんて出してると、

自分に呪いがかかる。

経過観察がしっかりできない・・・という呪いがかかる。


でもまあ、

誤診の多い病院は、飼い主との共犯関係だと思うね(というか、飼い主も誤診に気がつかない・・・)




Dsc_5868


ちなみに私は、それでも起こる誤診に興味がある。




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