誤診
1990年代に、米国の内科医(人のね)の初診時の誤診率が40%くらいという
論文を見たことがある。
あの頃よりは医療機械は進歩したけど、
話せない動物相手・・・・(というと、人医は、人はうそをつくからね・・・と切り返す・・・笑)
多分、私もその程度だと思う。
誤診をなくす努力は、
飼い主とのコミュニケーションと不断の医療技術の習得に
つきるけど、
(それ以外は認知科学の問題)
設備投資を継続的に実施している動物病院は、
オリンパスの調べだと20%。
80%の病院は、医療技術は増えずに、
う~んと・・・・髭が増えたりする・・・・パターンだね。
聴診して、
心雑音
・・・・心臓病だね、お薬・・・・えっと、40%誤診ですね・・・心臓病にもいろいろあるからね。
血液検査して、
腎不全
・・・点滴して・・・・30%は誤診で・・・失明してトラブル。
誤診の回避は、
コミュニケーションと、不断の医療技術の習得が重要と書いたけど、
そういう病院の生き残り戦略は、コミュニケーションのみのUPだから、誤診率は上がる一方さ!
繰り返して書くけど、
私も誤診はするけども、
私を含め20%の獣医は、誤診率を下げる努力をしているけど、
80%の獣医は、構造的に上がっていくわけね。
優しいだけが男・・いや獣医じゃない。
加えていうと、
聞くわけのないサプリなんて出してると、
自分に呪いがかかる。
経過観察がしっかりできない・・・という呪いがかかる。
でもまあ、
誤診の多い病院は、飼い主との共犯関係だと思うね(というか、飼い主も誤診に気がつかない・・・)
ちなみに私は、それでも起こる誤診に興味がある。