今見えているものは、どこまで正しいか
(獣)医療は、日進月歩。
20年前のことを振り返ると、
当時は、相当ひどいことをしていたものだと、
思う。
今の(獣)医療行為も、20年後には、多分・・・・ね。
自然現象を捉えきるのは、
本当に、難しいってこと
だね。
見えないものは、無いものになるし
(レントゲンが無い時代は、病気の数はえらく少ないよね)
見えていても、言葉で正確な記述が出来ないものは、治療なんて片手おち
(ガンがそうだね。原因、遺伝子、免疫、転移、がん幹細胞説・・・・まだまだ、奥が深いはず)
いやいや、言葉自体も、言葉で定義されるから、永遠に、自然現象・・・・客観・・・は、わからないのだね。
というわけで、
いつの世も、
(獣)医療は、未来から見ると、
駄目駄目なんだろうね。
永遠の、主観(人間の思い込み)と、客観(自然現象)のずれなんだろうね。
結局、そういう状況にあって
独りよがりの治療にならないためには、
今、私が見えているもの
と、
多くの他者(当然プロの)が見えていると思われるもの
を
一致させる努力をするしかないんだよね。
多くの他者が見ていると考えられるものは、決して客観じゃないけど、
その道しかないんだよね。
ただ
獣医療の場合は、
多くの他者のところが、
同業者(獣医)じゃなくて、医者・・・・のほうを見たほうが、より客観に近づくんだろうけど、ね。