理性の誤謬
理性って、時々、お荷物。
Aをして、Bがおきると、BはAのせいだと、単純に、理性はささやくからね。
以前、
怖い人が連れてきた、怖い犬。
狂犬病だけでも、打て(よ、こら)!
って言われて、
その超怖い牙を剥いたガウガウの犬に近づこうとしたら、
失神して、そのまま死亡した。
(多分フィアリアで・・・)
数秒ずれていたら・・・・・つまり、ワクチン打ったあとならば、きっとワクチンのせいにされただろう。それどころか、量を、間違えた?なんてからまれたかもしれない。
数日前も、
フィラリアの薬を飲んで、調子が悪くなった・・・との来院。
精査すると、とんでもない状況が腹腔内で起こっており、飼い主のフィラリア薬の副作用と関連付けての理性的な来院は間違いで、危うく、誤診するところだった。
は~。
他人の理性を信じてはいけないね。
子宮頸がんのワクチン・・・
せっかく、国内の子宮頸がんを、ワクチンで一掃できたのに、
ある家族の理性的な態度が、政府のワクチン接種運動を木っ端微塵にした。
ある家族の理性的な態度が、助けられる数万の女性の命を、危険にさらしたわけね。
理性って、怖いね。
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