私はブルース
ダイハードのブルースちゃん。
彼が行くところ行くところ、いつも事件が起こるわけ。
と、笑って映画を見るか、
それが必然だと思って視るかは、
人生感の問題で、私は後者。
この半年で、
・奇妙な先天性の失明の遺伝子変異を確認し、
・10年前に出会った奇妙な貧血の症例に、また10年ぶりに出くわし(名前さえ付いていない貧血病)、とても驚き
・3年前に死んだうちの猫が、報告されていない遺伝子疾患かもしれず、保管していた血液サンプルから遺伝子を取り出して検査したり
・不治の病のFIPに対する未承認薬を飼い主同意のもとで使用したら劇的に効いたり
・二次病院へ紹介した症例が、珍しい神経疾患で、大学経由で学会発表になったり
・極め付けが
多分一生出会わない心心臓の奇形にでくわしたり
↓
当院のバイトさんは、
うちでは、
いつも何か事件が起こってますね~
と言うのだけど、
多分それは原因と結果を取り違えているだけなんだよだね。
ダイハードは、
目に見えるものはメッセージということを教えてくれている。
私はそのメッセージを忠実に守って生きている(ダイハード好きだからさ)
・・・・・・・・・・・・
医学と違って、獣医学はまだとても浅はかな学問。
でも、
ある・・・・いや大部分の獣医師にとっては、獣医学は、完成された学問なんだよね。
だから、多くの獣医は、現象を、既知の病気に無理に当てはめようとする思考なんだよね。
メッセージをうけとっていないわけね。
でも
私は、
獣医学は、医学より、20年は遅れていると思っているから、
そもそも獣医学の病名を信じていないので、現象をただただ素直に観察すると、報告されていない病気や、人間ではとても珍しい病気の動物版だったりするんだよね。
それを引っ掛けているわけね。
高確率でね、多分。
でも、
最近、こんな私に興味を持ってくれる獣医師が増えて、北海道から九州まで、様々なやり取りをしています。
これからの10年は、
自分ののびシロを最大限に拡張して、若い獣医師に、ノウハウをパスしていきたいね。
もう1回いうけどさ
ダイハードのブルースは、
いや
あのブルースの類型の人間像は
サラリーマンをやっているあなたにも
商売をやっているあなたにも、
メッセージなんだよ
« 若者さんへ!!!歴史、構造を考えてね⑤ | トップページ | 立花隆さん、逝く »
「独り言」カテゴリの記事
- 2度と出会わない症例(2024.02.28)
- ちょっと、ひどいね(2024.02.06)
- 明けましておめでとうございます(2024.01.01)
- 労働、学習、、、、、(2023.12.16)
- 今一度、がんばらないとね(2023.11.05)