私、本気なんで(当院のdonationとVolunteer)
当院は、毎年、大学・研究機関に100万以上寄付しています。これが自身の活動性の源です。また、治療困難な症例を、数頭里親で家族にしています(現在は、心臓病の犬3頭と、慢性貧血の猫2頭)
一般的な獣医のよくやるdonationとVolunteerは、
他人から集めた小金の寄付と、
ローテクの去勢避妊です。
小金の寄付の方は、どうでもいいですが、
最近米国のレポートを読んでいたら、
獣医がやる低価格の去勢避妊運動では、まったく不幸な犬猫はの総数は減らないそうです(日本は知らないけど)。それはともかく、私が許せないのは、国内でそれをやる獣医の、手術レベルの低さです。また、結局データを取らないから、実態として、米国の様に、バースコントロールはできていないのではと、勘ぐります。
里親団体の話を聞くと、
病気の子は、(当然)、里親になれないことが多く、とても不幸だそうです。獣医の専門性を発揮して、1頭でもそのような子を里親として家族にすればいいと思いますが・・・・。私の経験では、名だたる専門家は、自身の専門分野の疾患の子を、家族にして、大切に見守りながら、今後の獣医療の発展の為に、データをとっています。
donationとVolunteerというのは、
行為者自身の承認欲求が満たされ、それが更に自身の能力UPにつながることにおいてのみ、
美しいと思います。
多くの獣医がしているのは、
結局、
ちゃちなdonationとVolunteerでの、
自身のさらなるレベルの低下です。
あああ、なさけない。
(まじめな獣医の選び方の一つをここに書いたつもりです)
この星に生まれてきたのは、
乗り換える列車を待つため
時が来て
重い腰をあげれば
それぞれの旅が始まる
ここはプラネットホーム
光のエクスプレスがラインを引く
(By Nikey)
獣医療は、体系学です。その体系のなかで、自身の中央線をまっすぐ保つには、donationとVolunteerにも人生かけなきゃね。
あ、ちなみにさ、
私、めっちゃ功利主義者で、損はしたくないタイプ。
だから、寄付金って、
実施した分以上に、必ず帰ってくると、信じてます。
わらしべ長者の話あるじゃん。
あれは、とても示唆的な話で、
あれ、一部では、くだらないものから、最後に家を買えた・・・という話だと思われるけど、
違うんだよね。
交換できないもの、パスできないものを手に入れたら、
終わったって話ね。
昔話って、本当に大切だよ~
わはははは
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