レベルがね・・・
獣医と医師の世界は、
中学生と大人の違いくらいのレベルの差があります(知識、知性、技術)
なんとか、
医者のレベルに・・・いやおこがましいな・・・彼らの背中くらいは見える位置にいようと努力はしていますが、離されるばかりですね。
彼らとの決定的な差は、
一言でいえば、
地頭の差ですが、
それをいうと元もこもないので、
もう少しかみ砕くと
① 数学的な理解
特にデータサイエンス・・・・統計学の理解が、中学生と大人くらいの差があります。エビデンスの意味が、医学と獣医学ではまったく違うんですよね。馬鹿馬鹿しいくらいに・・・。
② 臨床に対する心構え
獣医師は、どこかに(成書など)に真実が既にあって、目の前の現象を、それに合わせようと診断します。50%くらいはそれでいいのかもしれませんが・・。
だから、誤診の仕方も、獣医師には個性がないんですよね。
100年前は、
医学の情報が倍になるのに数年かかったそうです。
今は、
1日だとか・・・。
飼い主も、獣医情報に、簡単にアクセスできる時代です。飼い主に質問されたときに、その情報が正しいものか、フェイクなのかは、私たちプロも瞬時には判断できないこともあります。
でも、プロとアマチュアの差は、①、②で書いたように、現象を、素直に観察して、サイエンティフィックに解釈できるかどうかです。
逆に言えば、
獣医師のアマチュア化が本当にひどくなってきています。
Youtubeで病気の解説しているやつとか、ほんと馬鹿ばっかりです。大体が、本院がなくて、あっても、獣医の間ではアカデミックに無名で、飼い主相手にセミナーやるタイプですね・・・・上にも書きましたが、1日で上書きされる情報化社会でっせ。自分が研究のフロントラインにいなけりゃ、それ、嘘つきさ!
でも、動画って、賢く見えるんですよね~TVと、いっしょね。
あと、まったく意味のない再生医療ね・・・。どうしようもないね。頭が悪くてね。
私を含め、50歳以上の獣医師はもうどうでもいいので、若い先生方の、奮起を期待しますよ~。
(前にも書きましたが、お会いしたこともない若い先生方から、時々、メールをもらうようになりました。獣医学の浅はかさを共有している感性の先生方だと思います。当院のデータ、医療機器、症例は基本オープンなので、いつでも見に来てください。互いに、獣医療ではない、医療の水準を目指して、がんばっていきましょう)