大谷は色々教えてくれる
大谷選手、すごいですね。
アッパースイングは、そりゃ打球は上がるからホールランにはなりやすいかもしれないけど、普通に考えて
不自然なフォームだから、関節に負担がかかるし、右投げの左のアッパースイングって、右手が勝って振り切れない気がするけど・・・・イチローの、素振りでのアッパースイングの意味は、昔書いたけど、大谷さんのは、本当にアメージング、信じられない。
てなことではなくて、
ゲームについて、ね。
ゲームというのは試合という意味ではなくて、株はゼロサムゲームだとか、哲学は言語ゲームという意味のゲームね。
現代においては
人生は、
言葉のゲーム
(その昔は、宗教や腕力のゲームだったけど)
現代における人生の勝者は、医者、弁護士、政治家・・・・つまり、みんな言葉の達人。
つまり、人生を楽しくサーブするには、
言葉のゲームに勝つか、
そもそも言葉のゲームを降りて、ルンペンになるか、言葉とは別次元で人生の勝者からおこぼれをもらうか・・・・しかないのね。
後者は、例えば、売春婦とか、スポーツエリートとか、殺人のドラマばかりやる芸のない芸能人とかが入る・・・・分かりやすく言うと、芸に近いものを生業にしている人ね。芸というのは、自身の体で完結するものね。芸術は違うよ、芸術は実生活・・・・つまり言葉から出てくるゲームだからね。
さて大谷選手。
TVで、300kg近いバーベルを、腹筋で持ち上げてました。
もし野球なんてものがなかったら、
そうだな・・・・たとえば、人生のまっとうなゲームの世界では、大変で過酷な介護の職場ではヒーローになれます。
でも、
そういう現代のゲームにおける彼をイメージできないところが、
色々教えてくれます。
スポーツが、一般人の生活にまったく関係ないのは、このオリンピック騒動でよく分かったと思うけど、彼も一緒。
日本人離れした体格、甘いマスク、異常な運動神経、性格のよさ、出力と入力が比例する言語以外の世界に生きる彼・・・それを生かすのは、
やっぱ、
野球なんだよね~って、
人類って本当に逆立ちしてると思います。
でも私は、彼が言語ゲームに交わる瞬間・・・・スポーツ評論・・・・落合選手お願いします・・・を楽しみにしています。
というわけで、
私も倒錯してるんですね。
倒錯ついでに、
カールルイスがでてきてカルビンスミスの走りが美しくなったように、そのルイスは、ベンジョンソンがでてきて本気になったように、そうだ、アシュフォードも、ジョイナーが出てきてさらに素敵になったね・・・・・・
スポーツエリートは、晩年がいいんだよね~
色あせても
笑う
ヒーローは
栄光と挫折を同時に味あわせてくれます。
(清原さんも松坂さんも、多分、エリーと過ぎて舐めてたんだよね、だから同時じゃないんだよ~)
長生きしよっと!
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