最新のガン免疫療法
最新のガン免疫療法の本が届きました。
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/book/9784758121194/index.html
免疫は、やはり面白いね。
この本は、医療用。
免疫療法は、3000万くらいかかります。なので、獣医療域には、価格の面で無理なので、まともな免疫療法は存在しません。故に、成書はありません。
さて、目次を見ると、
今の中心は、
やはり、
チェックポイント、カーティー、ティーアイエル
かな~。
実は、
一部の動物病院で、活性化リンパ球療法(LAK療法)という、1990年代に人間での方で効果が無いことがわかり、しょうがないから、無知が多い獣医領域に、メーカーが売りつけて、生き残った、なんちゃって免疫療法が流行っているのですが、
目次には、
活性化リンパ球療法(LAK療法)の『か』の字もないですね。
このLAK療法、
患畜から免疫細胞をとって、試験管で刺激して、体内に戻す・・・・・・なんかすごいことをやっているイメージがあるのですが、
医療の方では、前述したように、医療点数が付かない低テクノロジー療法
でも、
なぜか、
獣医の方では、さも高度な免疫療法
として生き続けています。
獣医師が、チェックポイント、カーティー、ティーアイエルを知らないのは無知だけど、未だにLAKやってる獣医師は、反知性主義。
無知と、反知性主義は似てて非なるもの。
無知は知らないこと。
反知性主義は、知ろうとしないこと
LAKを、
金儲けでやっているのはまだいいけど、
信じてやってるのだもの。
悲劇を通り越して、喜劇です。
まあ、真の免疫療法3000万に比べれば、数万円と安いから、
何かしてあげたい方には、いいのかね・・・・。
高いサプリを飲むのと同じかな。
でもね、
心情的には、理解できるけど、
悪貨は、良貨を駆逐するよろしく、
おかげで、まともな免疫療法の知識が広がらないのも・・・・・医療分野と数億光年もレベルが違うのも、
そんな悪貨のせいだと思う。
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