医学的無益性とは・・・・
という本を読んです。
医学的無益性・・・・・例えば、植物状態とか終末期医療の方に、患者の尊厳を守らないような無益な医療行為を行うこと
医療行為には
● 治療(トリートメント、取り組むこと)
● 療法(セラピー、治す事)
● ケア(患者の側に立つこと)
の3つがある。
このうち、医療が目指すのは、回復させること、癒すこと・・・・つまり療法とケアであって、治療は、療法が失敗したことであり、ともすると、治療行為自体が目的化されて、無益性につながっている現状があると書かれている。
ヒトの(終末期)医療は、
本人の尊厳の問題
が、メインにあって、
そこに
高額な医療費の問題
家族の気持ちの問題
医師の気持ちの問題
エビデンスの問題
が、複雑に絡むから、何が正しいかって、なかなか即答できる状況じゃないんだろうね。
その点
獣医療の場合は、
飼主の気持ちが最優先されるので、
獣医の実施する獣医療行為が、科学(医療)からみたら無益であっても、無益じゃなくなるんだよね。
その状況に、
胡坐をかいてたんじゃ
駄目なんだけどね。
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