急患のこと
ド素人に、暴言吐かれるほど、腹立つことないわけで・・・
と
大好きな、偉大な龍一教授も言われてたな・・・・
『てめー獣医なら急患ぐらいみろよ!』
と、朝起きると、
病院の留守電に馬鹿な留守電が・・・・・・
多分、これ獣医、あるあるなんですよね。
一般の方には、比較的誤解が多いですが、
多くの獣医師は、基本的に、急患ばかりです。ただ、急患を診察する時間帯が、朝と夕方の時間帯だけ! というだけなのです。
意味わかりますね!!
24時間急患受けたら、死にますね。
(という私も死にかけました)
じゃ、夜中、急変したらどうするんだ!
24時間やってる病院へ行って下さい!
(千葉県内で、24時間の良い病院は、当院のHPにリンクしてあります)
ちなみに、私が20時間診療していた若いころ、深夜の急患のデータを数年とっていたことがあります。その結果は、本当に急患なのは、多く見積もって10%くらいでした。
だって、
ヒトと違い、心筋梗塞(動脈硬化がない)ないし、交通事故はないし、殺人事件ないし、自傷行為はないし、赤ちゃんのひきつけないし・・・(脳梗塞は、あったとしても、処置できません)
ちなみに、
当時の当院の深夜急患のTOP5は、
・下痢、嘔吐(大体、おやつが原因)
・薬、フードがきれた(飼主が原因)
・癲癇
・昼に行けなかった(飼主が原因)
・異物食べた(飼主が原因)
でしたね。
年間、150件くらい深夜の自称急患をうけてましたが、なんか、疲れて、体調不良もあって、止めました。
でもね、
働き方改革を自身でやって、その分、色々専門分野も増やし、
夜間急患をやっていたあの頃よりも、
確実に
総体としては、
動物の命を助けているという実感はあるね
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