物語からゲームへ
群像7月号の、宇野先生の評論、おもしろかった。
現代においては、
世界と自己との関係が
『政治と文学(物語)』から、『市場とゲーム』に変化していると・・・・・・・
ビックファーザーを主人公に物語の一員として欲望を起動させた時代から、様々なソーシャルメディアを通じた承認ゲームから欲望が起動する現代への変化・・・・。
(物語の時代と違って、ゲームは、簡単に体験できるんだよね・・・・つまり、簡単に社会とつながれるんだよね)
承認欲求が多分希薄な(ブログは書くけど、イイネはいらない)私は、変化についていけない、古い人種なんだろうね。
というわけで、
現代戦を、はじめから降りている私は、
市場におけるゲームのプレイヤー達を眺めるしかないんだけど
宇野先生が指摘されているように
このゲームには、最初から、勝者と敗者・・・・いや、コントロールしている側と、されてる側・・・・・いやいや、ゲームを作る側と、参加させられている側・・・・・が、構造化されている。
でも結局ゲームは、
物語と違って、
ゲームそれ自体に意味があるわけじゃなくて、ゲームすることに意味がある。
その目的と手段をとり違えた、
行為の目的化が社会を愚かにするんじゃないか
という、結論。
デモクラシーを根本的に変えるツールと言われたSNSだけど、
いまのままじゃね・・・・・
と思うよ。
(色んな事件もあるしね)
宇野先生も含めて、
インテリ層に、
SNSのこれからをなんとかして欲しい。
とても卑近な話だけど、
私には、憧れの人が何人がいるけど、
決して自分からは話せないし、
ましてや写真なんてとんでもない・・・・・・物語を生きてるんですよね。
(ちなみに、TVゲームやPCゲームもまったくやったことない私です)
« 劣化したね、日本 | トップページ | う~ん、なかなか大変な日常 »
「独り言」カテゴリの記事
- 2度と出会わない症例(2024.02.28)
- ちょっと、ひどいね(2024.02.06)
- 明けましておめでとうございます(2024.01.01)
- 労働、学習、、、、、(2023.12.16)
- 今一度、がんばらないとね(2023.11.05)