再度書きます・病院選び
昨月も約40人くらいの方の診察を、お断りしました。
獣医師の体調が悪く
当院は現在新患は受けていません、本当に申し訳ございません。
で、やっぱり、聞かれるんですよね~。じゃあ、どこに行ったら良いかって・・・・。
再度、書きますね(メールでの返信にも疲れています)。
悩んだ場合は、以下のような先生・病院を、ご提案します(あくまで提案です)。
① より若い先生
医学において、経験主義ほど、怖いものは無いです。今は、エビデンス主義ですからね。外科分野は、経験が必要じゃないかと思われるかもしれませんが、若い先生の方が、より高度な外科器具を使いこなしている傾向があります。幅広い最新の情報や機器に触れている、若い先生がお勧めです。
② エビデンス重視の先生
エビデンスは、今、医学系検索サイトPubMedで簡単に検索可能です。医学のようなIFの高いジャーナルはあまりありませんが、素人がネットで拾ってきた情報が、獣医学的な水準で意味があるのかどうかの判断くらいは、現場で求められる時代ですね。ようは、日頃、英語論文に浸っている先生がお勧めです。
③ 専門性のある先生
街の獣医療に貢献しようとすれば、自ずと、その地域で未だ解決できない分野を高めようという公共心が芽生えるはずです。得意分野や専門性がある先生は、つまりは、より地域に密着している獣医師ですから、お勧めです。
④ 高度医療病院との連携がある先生
全ての診療科を一病院でこなすことは、事実上不可能です。これは当たり前ですよね。外部機関とのつながりの多い病院がお勧めです。
⑤ HPのある病院
①~④を調べるには、HPが必要です。HPと医療技術は、まったく無関係ですが、HPが存在する病院で、HPの内容を吟味して病院を選択した方が、標準医療にたどり着き易いのではと感じています。ブログを読んで、先生との相性をみるのもいいですよ~。ちなみに私は、来院して欲しくない人を、遠ざけるように配慮してブログを書いていますね。HPのある病院、お勧めです。
⑥ 看護師が有能な病院
看護師の力って凄いですよ。獣医師の前では、緊張して、話せなかった事を聞きだしたり・・・そんな看護師は最強です。ちなみに、当院には看護師はいませんけど、現場力のある看護師がいる病院はお勧めです。
こんなところでしょうか?
私の素敵な仲間の獣医師・病院を思い浮かべながら、書きました。
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