私、I、Ich
『犬って私って思うんですかね?』
と、聞かれました。
『思わないと思います、言葉が無いので』
(患者減ったかな・・・笑)
『私』に相当する言葉を犬は話していないようなので(持っていないようなので)、犬は『私』とは思えない・・・・ということになります。
思えば、『私』って不思議で、
① 北森の私と、岸田首相の私は、同じ私でも違うものかどうかわからない(意識となると、同じ意識という言葉でも、違うものであることは明白)
② 語る私と、語られる私が同一だと思える
③ 体を所有している(私と、私の体は違うと思える・・・だって、所有格つけるものね、私の手とか)
この不思議な『私』を、犬さんが、自己意識として意識しているとは思えない。
まず脳内で意識が生まれ(幼児期)
↓
その意識が私という言葉を教わり
↓
更にその意識が私という言葉を『私』として自己意識の段階まで発達させる
犬や猫でも、人間界でいう意識のようなものはある。
だから、幼児と同程度の感情はあると思う。
だから可愛い。
でも、
私という言葉がないので、私とは思っていないと思う。
繰り返すけど、だから可愛い。
だって、
人間の争いって、全て私の争い
人間の傲慢さって、全て私の傲慢
世の中、私、私、私、私・・・・・の病気であふれかえってますからね。
私の病気はタマネギ畑、むいてもむいてもタマネギばかり(byミチロウ)
私なんてない方がいいんだよね。
(昔、言葉なんて覚えなきゃよかったって詩があったね・・・・)
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