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うれしいことがありました。
当院に関する、自慢話です。
当院のスタッフが、
なんと
米国獣医看護師協会認定獣医助手の免許をとりました。
毎週数例のケースレポートを米国の某獣医大に提出すること数ヶ月(当然英語です)。
成績が良いと、
受験資格を得ることができます。
その後、約1年当院で働きながら様々勉強をして
いよいよ試験!
150分で、100問の試験に75%以上の正解で資格取得になります。
約1年半かかりましたが、見事合格しました!
(今後は、試験による2年毎の更新となります)
日本にはそもそも無い資格ですし、日本で使用できる資格ではありませんが(米国ならばどこでもOK)、
習得した資格それ自体もすごいですが、
それ以上に、
米国の資格を、コツコツ勉強して習得した・・・・・その道のりに拍手ですね。
私と同世代の女性ですが、
やる気になったら、
年齢なんて関係ないですね。
日本人は、大学を出ると、系統的に勉強される方が本当に少なくなります。
そんなんじゃ駄目だよね!
米国みたいに、何歳からで人生に再チャレンジできる国じゃなきゃね!
人生100年だもの!
私もがんばらなきゃ。
神奈川県が、
コロナに対するワクチンの効果を発表しましたね。
全体と、高齢者に分けていますが、
ワクチン接種回数が増えるごとに、死亡率が減っていますね。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/vaccines/vaccine_efficasy.html
これで、
全体(神奈川県、本データ)
小児(先回記載)
基礎疾患(先々回記載)
高齢者(神奈川県、本データ)
で、ワクチンの効果(死亡率低下作用)が確認され、それが日本語でわかりやすく公表されました。
コロナで、健常者は、2%程度の死亡率。基礎疾患の方は15%程度の死亡率。このデータを考慮して、ワクチンを打つかどうかは本人の自由です。
コロナについて、
かなりわかってきましたね。
残るはロングコビットの問題ですね。
今年は、いよいよ出口戦略ですかね。
コロナ渦、2年ですものね。
色々コロナワクチンデータが出てきましたね。
今日は、昨日に続き、昨年末に発表された
国立感染研のデータ
小児のコロナ感染死に対するワクチンの予防効果のデータです。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2559-cfeir/11727-20.html
考察の項目
を見ていただくと
小児のコロナ死亡例の88%がワクチン未接種
とのこと
当初は、ワクチン接種に及び腰だった小児学会も、このデータの推移に途中で知って驚いて、接種推奨に舵を切ったんだよね。
昨日も書いたけど、
出口戦略は、プロの間では、ある程度コンセンサスがあると思うので、ワクチン派も、反ワクチン派も、乗り切りましょうね。
最後に恐ろしい論文、報告を2つ
①
https://www.nature.com/articles/s41598-022-27348-8
コロナのN抗原の中に、多発性硬化症の原因となる抗体と酷似した抗体を誘導する配列がある・・・という怖い論文。それがロングコビットのブレインフォグの原因だとしたら、恐ろしすぎる
②
https://www.sciencealert.com/covid-autopsies-reveal-the-virus-spreading-through-the-entire-body
コロナが、肺以外に、脳、心臓、肝臓、腎臓、目・・・・などに広く分布する事は既知ですが、なんと、その伝播法が未知とのこと・・・・。普通は血液を想定するけど、血中はウイルス血漿にはなっていないらしい。どうやって全身に回るの????
基礎疾患のある方には、コロナ感染により、死亡のリスクが上がる事は周知ですが、
昨年末
日本透析学会が、
透析患者のコロナのリスクに対するワクチンの効果のデータを公表していました。
https://www.jsdt.or.jp/info/3856.html
ここのPDFの2Pにデータがありますが、
死亡率は、
ワクチン接種回数が上がるごとに、見事に下がっています。
0回 14.7%
1回 6.5%
2回 3.7%
3回 1.0%
4回 1.8%
5回 1.1%
世界の医学界としては、
(1) 幼児・小児、基礎疾患のある方、高齢者の問題
(2) 将来にわたり中枢神経系疾患のリスクが上がるなどのロングコビットの問題
を除けば
① ワクチン接種者は、感染しても軽症で済む(ハイブリッド免疫)
② ワクチン未接種は、感染しても一部は重症化するがなんとか医療で支える
の ①+②より、
集団の免疫を高めて、
なんとか季節性の感染症に落とし込む
戦略です。
なんとか今年はめどがつけばいいですね。
オリンパスが手を引いて、
大変なことになっている我が業界の内視鏡分野。
現在、某商社に協力して、海外製の内視鏡を国内に導入すべく、努力中。
昨年は
4年かけて、
豪州の眼底カメラを、国内に導入でました。
うれしかったね・・。
齢をとると
個人的な事より
業界を少しでも良くするような仕事がしたくなるものですね。
海外からの内視鏡の国内導入
今年の仕事の一つの大きな柱なのだ。
本年もよろしくお願い致します。
そして、
以下、ごめんなさいです。
2年続けて、
体調不良等で、新患の受付をお断りさせて頂いております。
今年も、当面、それが続きます。
昨年は、毎日1~4件、年間300~400件程度、直接の来院、電話・メールでの診察のお問い合わせに対して、事情をお話させて頂き、診察をお断りさせて頂きました。
本当に、申し訳ございませんでした。
動物病院は、全科診療ゆえ、ただの食欲低下だと思われての来院が、いきなり緊急オペになることもあります。耳の痒みが、耳の腫瘍が原因ということもシバシバあり、軽症に見える病態も、最悪の事態を想定して、診察に望むのですが、
今の私達の状況では、無理をして診察を受け付けて、手術が、体調や、スケジュール的にできない・・・・なんて状況が、とてつもなく恐ろしく(実は1回ありました)
それが新患をSTOPしている理由です。
他院の状況も深刻で
コロナ渦が、
ペット飼育頭数を増やし、
多くの病院で、診察数の急増や、それに伴う手術日程の調整など、大変な状況と聞いております。
・・・・・・・・・・・・
ですが、
茂原地区の方には、良い話もあります。
我が茂原地区ですが、
噂では、
3~4人の、若い先生が、病院の事業継承や、代替わりで、新しい院長として診察をはじめる(はじめている?)と聞いております。隣接する地区でも、数件、新しい病院ができると聞いています。
この数年で、
地域の獣医療も、若い先生の台頭で、かなり活性化していくと思います。
若い先生方に、心から期待しています。
若い先生が、バリバリ診療して(そういえば、私も昔は20時間くらい働いてたな~)、負けちゃいられないな~くらいに私も元気を取り戻せたらな・・・・そういう状況を夢見ています。
というわけで、
重ね重ね、
診療をお断りした皆様方、ご期待にそえず大変、申し分けないです。
若い先生に期待して、
その後
なんとか新患再開できたら、いいな・・・・