幸せな(地獄の)未来
ChatGPT・・・・人工知能が話題です。
医学では
Perplexityが有名です。
今は、まだまだしょぼいですが、
いずれ
●●病の最適な治療法は?
なんて聞くと、
一般の飼い主にも、最先端の情報が得られる時代が来ます。
そんな未来
我々プロにとっては、
幸せな未来か、それとも・・・・・
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ChatGPT・・・・人工知能が話題です。
医学では
Perplexityが有名です。
今は、まだまだしょぼいですが、
いずれ
●●病の最適な治療法は?
なんて聞くと、
一般の飼い主にも、最先端の情報が得られる時代が来ます。
そんな未来
我々プロにとっては、
幸せな未来か、それとも・・・・・
19世紀最大の発見は『無意識』だけど、
最近、読んだ本の中に
ブラック企業とか、ブラックユーモアの『ブラック』の使い方って、どうよ?
みたいな文章があって
はっとしたね。
だって、
ホワイトが良くて、ブラックが悪いイメージなんて、黒人にとっては、差別的だものね。
日常における無意識の習慣って、恐ろしい。
差別は、生活に、構造化されているわけだからね。
後医は名医という言葉があります。
初めの先生でわからなかった病気が、次の先生で治る・・・・みたいな意味です。
初回の治療経過を、次の先生は自身の治療に生かせる事、
時間が経過し、症状が更に明確になった2回目の先生の方が、より正確な診断がつきやすい事、
・・・が、
後医を名医にする理由ですね。
ここでのポイントは、
初回の先生と、次の先生の獣医学的判断(診断と治療)が、有機的に結びつくことですね。
結局
病気は
獣医師個人や、病院が治しているわけではなくて、獣医学が治しているということ。
このあたりの感覚が欠如した獣医師にあたると
ペットも、飼主も不幸になりますね。
●●病院は良いよね~
よりも、
●●地域の獣医療は良いよね~
の方が、
結局、ペットは幸せなんだよね。
うちの地域は、そういう意味では、なかなかイケてると思うね。
うちの病院の隣の空き地には
彼
が、住み着いています。
最近
時期的に活動量が増えて
『キェーキェー』
って大声で鳴いてます。
活動量は増えたのはいいけど、
結構心配してます。
https://www.youtube.com/watch?v=aC_SQTPwNRM
プロフェッショナルな一人の人間としては、
当たり前ですが、
病気が完解して、元気になったペットを見ると、感動します。
でも
確率論的に、一生に1回しか出会わないであろう疾患に遭遇した時にも
同じく、感動する私。
悪魔的ですね・・。
論文にしたあの症例、国内では多分報告のないあの症例、成書の端っこの方に記載が少ししかないあの症例・・・・・ペットは苦しいし、飼い主の心痛も思うと、泣けてきちゃうけど、その症例との出会いを、ある意味推進力にして、自身の能力を開発してきた自分。
かなりドライな部分もあります。
(獣医師には見えないというご評価をよく賜るのは、そんな性格が透けてみるのかね)
さて
そんな悪魔的な私に
また、多分、二度と出会えない症例がきました。
教授の初発ガンは、
報道によると
中咽頭がん
このガンは、
パピローマウイルスの感染が原因であることが報告されていて、
感染経路は、性的な接触。
https://ganjoho.jp/public/cancer/mesopharynx/prevention_screening.html
https://gansupport.jp/article/treatment/examination/17798.html
パピローマウイルスは、子宮頸がんの原因ウイルスとして有名ですが、こちらは昔から、少々差別的な言い方で、美人に多い癌と言われていましたね。
つまり
多数との性的な接触が多い生活をおくると、より(ここ重要です)リスクが上がるのが、子宮頸がんと、中咽頭がん。
(坂本氏がそうであるとは言ってませんので念のため・・・あくまで『より』です)。
予防は
ワクチン。
私も、息子に早く接種させたいのですが、
9価は、未だ男児には承認されず、やはり、日本はワクチン後進国
https://www.know-vpd.jp/children/va_c_cancer.htm
坂本氏
巨星、落つ・・ですね。
人生が、『私』ではなく、『魂』の問題だった時代、
芸術家は、
作品に、魂を封じ込めようとした・・・・と聞いたことがあります。
(そういえば、一球入魂なんて言葉も死語ですね)
坂本氏の、
特に後期の作品には
氏の、想いや思想が、感じられましたね。
私はこの曲が一番好きですね
https://www.youtube.com/watch?v=ha9W9D4uaSM
RIP