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北森ペット病院


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2023年10月

2023年10月31日 (火)

心は沈むが・・・・・・

今年は、

ロック界のビックネームの訃報が多い。

心が沈む・・・・。


現代社会が、私達に強要してくる生活が、人間にとって受け入れがたいという情念が普遍的にある限り、ロックは存在する。それは、日常に潜む不可視な非合理性を、非日常の言葉でもって浮かび上がらせる行為である。


ロックなんて知らないほうが、世間をうまく渡れるのであろうが、


やっぱり


私は、

いつだって

ロックの側なんなと思う。


心は沈むが、


がんばらなきゃね。

2023年10月25日 (水)

やってやってる・・・・・よくないね

昔、24時間診療していた時、

すごい嫌な感覚に最終的に包まれたんですね。


それは、

『俺が、(自分を犠牲にして)、診てやっている』・・・・という感覚。


あの頃は、

体力的な辛さよりも、

人間性を破壊するようなその感情のコントロールに、つかれたね。


この感情・・・・臨床現場では、仕事の遂行を雑にするんだよね。

直観力も落ちるし。


その感覚がひどく出るようになって、

もう無茶な働き方は止めようって思って、24時間診療を終了しました(ちょうど、大病院の24時間病院も開院されたし、子供もできたしね)。



ただ、最近

同じような感覚になることがあります。



それは、

電話やメールでの無料相談。


(例えば薬の副作用の質問程度ならいいんだけど、電話5分以上とか、数回メールをやり取りするような、医療相談となるとね・・・・)


飼い主は気軽な感じなんだろうけど、専門知識を駆使しての回答・・・・診察室でのやりとりと基本的には変わりません。



毎日、10件程度は、そんなのがあるけど、



当院の診療費ベースで考えると、初診料・再診料×件数で、毎日9000~16500円の仕事を無料で実施しているわけで、年に換算すると、300万~600万の無料奉仕をしている計算になります。医療機械が1台買えますね。



医療の場合は、

電話での診断にも診察料がかかるし、まあ、普通は医師にメール相談はできないですよね~。


獣医の場合は、

その点、敷居が低いことろが、良い点でもあるんだけども



何が言いたいのかというと、


行為には必ず感情が付きまとう・・・その感情は、行為が例え崇高でも、人間性を破壊するような状態を引き起こし、最終的なワークの質を下げるということ


県外の顧客はある程度しょうがないとは思いますが、


かかりつけ医なんだから、


小さなことでも、ちゃんと診察室で仕事を完結させたいね。


(ボランティア団体が、よ~く分裂したり、対立したり、攻撃的になったりするのは、この・・・やってやっている・・・・という感情のコントロールの無具合だと思うね。)




2023年10月14日 (土)

情報化の中で・・・獣医療と医療の違う点

現代では、人々は、

ネットという膨大な情報の中で生きざるを得ません。


飼主さんは、

そんな膨大な情報を、自分なりに調べて解釈して、我が子(ペット)の病気は●●病ではないか?

と、心配されて来院されることが、今や日常です。



『我が子は、●●病ではないか?』・・・・・我々獣医師から見ると、それが、かなり可能性の低い飼い主の思い込みであることは、診察室の中ではアルアルですが、


ここで、獣医療と、医療の違いが出ます。


医療の場合は、税金でやる保険医療なので、患者が、●●病が心配だから●●の検査をしてくれと言っても、その可能性が低いと医師が判断すれば、検査は実施されることはないでしょう(税金には限りがありますからね)。


かたや獣医療は、自費診療なので、飼い主が、心配で、どうしても実施して欲しい検査があれば、獣医師は断ることはないでしょう。



飼い主の安心感の為に実施される検査

いつも悩むのですが、


(もちろんリスクのある検査は、安易にはしませんよ)


飼い主が安心して、今後の治療につながれば、、、、、、と実施しています。



飼主の安心感と、ペットの治療は、違うカテゴリーで、両立で考えて診療を進めていく方が、獣医療では、最終的なペットの利益につながる気がしています。

2023年10月 3日 (火)

ノーベル賞

ノーベル医学・生理学賞、決まりましたね!

mRNA!!!!!


下馬評では、mRNAとベルソムラの戦いでしたが、mRNAに軍配でしたね。


まあ、当然でしょうね(でも、受賞は、早かったね)。


さて

このmRNAの重要なテクノロジーに、


日本の企業

ヤマサ(お醤油の会社)

が関わっています。


うれしいですね!


私の仕事の引退時(やめ時)の一つが、このノーベル医学・生理学賞。


この内容が分からなくなったら、

もうやめ時です。


でも・・・はい、

まだまだ頑張れそうです!


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