オカルト療法を学ぶ
獣医療においては、
数%くらいの獣医師がオカルト療法を行っています。
案外、Youtubeで発信している先生に多いような気もします(これは私見)。
以下は、尊敬する医師・イワケン先生の言説からの引用と、獣医療にフィットさせるための応用文ですが、
獣医療におけるデマゴーグは、1~2割の名言と、8~9割の迷言から構成されています。前者は、価値を語り、後者はファクトの誤謬を述べています。
獣医師は、飼い主に、自己中心的な価値を押し付けがちで、
それに対する、飼い主の獣医師に向けられた嫌悪感につけこむのが、デマゴーグが発するオカルト療法です。分かってくれない獣医師に対するアンチテーゼとしてオカルト療法があります。
つまり、
オカルト療法が流布する一部に、
(まともな)獣医師の責任もあるのです。
そういう意味で、私達(まともな)獣医師は、デマゴーグの発する価値の言説に耳を傾けつつ、ファクトの所でノーを突き付けるような態度が重要だと思います。
デマゴーグを完全に否定しても、状況はまったく変わらないし、飼い主の為にもならない。
オカルト療法が流行る理由を、(まともな)獣医師も、しっかり目を向けないといけない。