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北森ペット病院


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2023年11月22日 (水)

オカルト療法を学ぶ

獣医療においては、

数%くらいの獣医師がオカルト療法を行っています。


案外、Youtubeで発信している先生に多いような気もします(これは私見)。


以下は、尊敬する医師・イワケン先生の言説からの引用と、獣医療にフィットさせるための応用文ですが、


獣医療におけるデマゴーグは、1~2割の名言と、8~9割の迷言から構成されています。前者は、価値を語り、後者はファクトの誤謬を述べています。


獣医師は、飼い主に、自己中心的な価値を押し付けがちで、


それに対する、飼い主の獣医師に向けられた嫌悪感につけこむのが、デマゴーグが発するオカルト療法です。分かってくれない獣医師に対するアンチテーゼとしてオカルト療法があります。


つまり、

オカルト療法が流布する一部に、

(まともな)獣医師の責任もあるのです。


そういう意味で、私達(まともな)獣医師は、デマゴーグの発する価値の言説に耳を傾けつつ、ファクトの所でノーを突き付けるような態度が重要だと思います。


デマゴーグを完全に否定しても、状況はまったく変わらないし、飼い主の為にもならない。


オカルト療法が流行る理由を、(まともな)獣医師も、しっかり目を向けないといけない。

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