サプリ・・・わからない
小林製薬なる会社のサプリでの健康被害が話題だ。
元製薬会社の私としては、『薬』を作っていない会社が、製薬なんて名乗ること自体もよくわからないが、人々のサプリ好きも意味不明だ。
いわゆるお薬は、
着想から10~20年かけて、プロの監視と、国の認可を経てようやく上市される。また、料金も7割は税金で補填だ。
こん回の件も、
コレステロールを下げたければ、お薬を使えば良いのに・・・と思ってしまう。
なぜ、サプリなんだ!
サプリ神話の問題点は
① きづかれない薬害
② 真の医療へのアクセスの遮断
③ お金の浪費
だけれども、
私の獣医療の現場で、②、③にはよく遭遇する。①に関しても、命にまでは影響しないが、肝臓の数値が上がるなどは、漢方系のサプリで非常に稀に出会う。
今回、被害にあわれた方は、本当にかわいそうだが、サプリ神話も、もう少し考え直すべきだと思う。
今のところ、
人間のサプリで意味があるとすれば
妊婦の葉酸と、栄養バランスがくづれている時のビタミンくらいだと思う(私は、何も摂取してないけど)。