ミチロウ、タクロウ、キヨシロー
日本の三大ロウです。
さて女性シンガーの世界には、みゆきさん、ユミさんという偉大な御2人がいます。
私の分類では、
みゆきさんは自分を歌う、ユミさんは時代を歌う、天才です。
これを三大ロウに当てはめると、
ミチロウさんがみゆきさんで、キヨシローさんがユミさんで、中間・・・・というかどちらもできるタクロウさんですね。
老いてボロボロの自分を歌うのは引き際の問題だけど、時代が歌えなくなるのは老化の問題。
とうわけで、
老いて老いてボロボロになっても歌うみゆきさんをみていたいな・・・・。
先ごろ、
偉大なドラマー・チャーリーが亡くなった。
アマチュアドラム歴40年の私・・・・にとって、
リンゴ・スターが
ユニークな事は何となくわかるけど。
チャーリーは、謎。
偉大さが、謎なんだよね・・・・。
大好きな
テクニカルでユニークなドラマー・コープランドが、
チャーリーのことをべた褒めしてるこの動画
https://www.youtube.com/watch?v=N3ZH3PEjTLE
0:55 あたりから
(インタビュアーに、チャーリーのユニークな点を聞かれたコープランドが)
『Technically, what he does is with his foot with his bass drum, he kicks the beat ahead,so that it has forward, that forward motion, but his snare drum is just slightly late. That 's technically what he's doing. But just you try it it's not going to be the same 』
バスドラムがon timeの前で、スネアが少し後・・・・できねーぜ!!!
って事だと思うけど・・・・
う~ん
う~ん
この動画を食い入るようにみていた時期に、
NHKでアリスの特集があった。
そこで、
谷口氏と、堀内氏が、ドラマーの矢沢氏をべた褒めしていた。
チャーリーも、
そういうことなのだろうか。
どういうことか、言語化はできないけど、多分、そういうことなんだろうな~。
(アリスにあっては、矢沢氏のあのドラムの音はやはり欠かせないのだ)
・・・・・・・・・・
ドラムが糞なら、バンドは糞(by ポンタ)
ストーンズがかっこいいのは、言語化できないけど、やっぱりチャーリーのそういう偉大さなんだろうな。
(吉川氏の『恋を止めないで』を、そうる氏、池畑氏、菅沼氏のドラムバージョンでそれぞれ聞き比べたことがあるけど、まったく違うんだよね~。ドラムで、アンサンブルは、まったく変わるんだよね)
ロックは、かっこいいけど、
それは
かっこいいロックとは違う。
熱狂と刹那(現在)性が、
ロックのかっこよさだけど
かっこいいロックには、
クールさと時間(永続)性がある
この
二律背反への挑戦にこそ、ロックの芸術(音楽)性があると思う
芸術って・・・・・
技術の場合は、
作者、技術、作品と明確にイメージできる
私にとっては、
芸術も
作者、芸術、作品だ。
つまり
最終作品・・・つまり音楽ならば、曲は、あくまで作品で、
芸術(音楽)性の部分とはちょっと違うんだよね
だから
ロックの場合は、
二律背反への挑戦にこそ、芸術(音楽)性だと思うんだよね。
ホットでクール
刹那的永続性
高名なマエストロが、
世界大戦を経験した後で、
振るのが嫌になった楽曲があると言っていました。
少し、
わかるわ~
受験戦争、バブル、オウム、金融危機、震災、パンデミック・・・・・・色々、経験してきたもん・・・
私
嘘くさい
甘ったるい、
POPソングは、聴けなくなってってきよね
シニア層が、
若者のPOPソングについていけないのは、
音よりも歌詞のような気がするね。
逆に言うと、
時代を超える曲って、すごいってことだよね。
今年を振り返る・・・
今回は、音楽関係・・・・(仕事と、音楽と、本しか興味がないんです・・・笑)
今年は、
① Nickey さん
② スターリン
③ ブルックナー
の順で、楽しみました。
Punk、Punk、Classic(笑)
特にNickeyさんは、新譜の録音に立ち会わせて頂いたり、新譜のコーラスを少しさせてもらったり、夢のような時間を共有させて頂き、仕事へのモチベーションもかなり上がりました。
私は、スピリチュアルや宗教は嫌いだけど、
人間のもつ呪術的な力は、侮れないと信じています。特に、ある種の女性には、男性にはない、そんな魅力があって、卑弥呼や出雲のお国は、そのハイパワー版で、アイドルも現代版のそれだと思っています。
資本主義は、
私的な空間を世界に拡大させました。
私的な空間では、皆が皆にとっての狼なんだよね。
息苦しくなるね。
音楽はアートの中でも、個人に独占されないもので
ライブやコンサートでは、
そのアートを介して、他者を受け入れ、皆で開かれた公共(の空間)を作る
私的な空間を、
ほんの一瞬出るんだね・
都市生活には、
そんな空間の司祭が必要で、私にとっては、それがNickeyさん。
皆さんも、色んな司祭をみつけるといいよ~。
お前のものと俺のもの、
俺の場所とお前の場所
都市って、
日夜・・・・パーソナルスペースの取り合いをする場所なんだよね。
故に
田舎と違い
都市では、
パブリックな空間が、日々、狭くなっていくんだね。
さて
アートがあるところには、
他人を警戒せずに、他人を気にせずに、息がつけるパブリックな場所がある
アートのなかでも
音楽は特殊で、
なんたって、簡単に、自分のものになるし・・・他人に独占されないんだな。
あらゆるものが私有化されていく都市で、
(私なんか息苦しくなるけど)
音楽は、
ライブやコンサートを介して、
他者を受け入れる、開かれた公共の場所を作る。
都市生活者には、音楽・・・ライブって、絶対に必要だね。
ちなみに、
先だっての
ドイツのメルケル首相の退任式に流れた曲は
ドイツのパンクロッカー
ニナ・ハーゲン
だったね。
NHKで、
チョ・ソンジンのショパン英雄ポロネーズの演奏を聴いた。
よくある情熱的な熱い演奏とは違って、知的で聡明な演奏で、正直驚いた。
素敵だった。
演奏家って、曲というモノを、コトにかえる伝道師みたいなもの。
本当に尊敬する。
バッハの、ゴールドベルグだって、グールドがいなきゃ、糞だよ!
POPSやRockも同じだよ!
よく、昔の曲をバンドがCDで再録すると、昔の名前で出ている風な批判が起こることがあるけど
バンドメンバーが変わったら、ぜひ、再録して欲しい。
演奏家の能力って、
曲自体の、未だ気づかれていなかった魅力を、引き出すことがあるからね。
あああ、きょうは幸せだったね。
ロック・・・・中でもストリートのロックが好き
アルバムを聴く時
アーティスト側には製造物責任はなくて、誤解を含め、聴き手側が、作品から(勝手に)何かを受けとってしまう事が、
重要なんだけれど
私が思うに
①
アルバムのストーリー性
と
②
耳に残る一言半句がある事
が名盤の条件になるのだと思う。
若手のアーティストは、①に関しては凄いけど、②が私には不満。昔と違い、曲高歌低なのかしら。
(私にとって)名盤は、年に1枚あるかないかだけれども
そんな名盤に出会えると
まだ使っていない脳の一部が起動するようだ。
縁があって
運があって、
色々あって、
少し前に、大好きなロックアーティストの新譜CDの録音を、スタジオ見学してきました。
(ちゃんと抗原検査して行きましたよ~)
憧れの世界の息吹を感じられたのだけでも
幸せなのに、
なんと、サプライズで、
大好きな曲を、目の前で演奏してくれました。
最高っす
そして、そして、今日、その音源が届きましたぁぁぁあぁぁぁぁ
感涙っす
Y永吉ファンならば、
自分のためだけに歌ってくれた I Love You OK
ビートルズファンならば
自分のためだけに演奏してくれたLet it Be
浜ショーファンならば(嫁がファンです)
自分のためだけに歌ってくれた・・・・・・・・
わかりますよね、この感動!
昔、寺山修二が、
国に国歌があるように
ヒトにも応援歌が必要だと言いましたが(多分)
この応援歌を胸に、更に精進しますです。
(あんまりダイジなものを持ってない私にとっては、数少ない数少ない宝モノ)