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北森ペット病院


獣医療・動物病院

2022年8月 5日 (金)

ポケットエコーの破壊力

お得意のエコーの話。


当院には、現在、据え置き式の世界最高のエコーマシーンが数台あります。


(ほぼ趣味の世界です)



最近ヒト人間の医療では、


聴診器よりも迅速エコー・・・というくらいに、簡単に体内をスキャンできるポケットエコーデバイスが話題です。



救急の現場、

往診、

介護、


の世界では


大きなマシーンよりも、


医師が手軽に持ち運べて、簡易にちゃちゃっとスキャンできるポケットエコーが、絶大なる力を発揮しているんですね~



というわけで、



エコー好きの私も、


使ってみました。


いや~すごい!


価格差20倍ですからね・・・・・。



ポケットエコーと、最新マシーンの比較

https://www.kitamori-ac.com/pocket-echo



往診しないけど


買っちゃおうかな~(笑)

2022年8月 1日 (月)

血尿

久々に、まともな獣医ネタです。


血尿について・・・・


一般の方は、

血尿というと、



真っ赤な尿を想像すると思います。

無論、それも血尿ですが、

 

私達は、検査に用いる尿検査試験紙レベルで、血尿をとらえます。




下記の写真は、

検査試験紙で、MAX(+3)の血尿なんですね。


Cimg0356 


血尿と言えば、まずは膀胱炎なのですが、


『おしっこの回数がいつもの倍以上だったけど、尿の色が普通なので、放置していた』


なんてのは、止めましょうね。



見た目の赤い尿は、アウトですが、


案外


見た目は普通の血尿もあるんですね~


2022年7月28日 (木)

困ったな~

開院して25年ですが、

こんなに忙しい1年は経験がないです。


新患はもう2年ばかりとっていないので、日々の睡眠時間が4時間程度は確保できるくらいには落ち着いてきましたが、手術は2カ月待ちの上、とうとう入院舎も満杯近くになりました。



恐ろしいことに、現在、コロナ渦(に加え、ウクライナの問題?)で、医療機器の生産・流通がズタボロで、例えば点滴機器が購入できません(獣医だからではなくて、医師も含めてです)。



私がお付き合いがある関東の動物病院も、状況は一緒で、ひっぱくしているところが、かなり出てきています。


コロナ渦で、


・ペットの飼育頭数が異常に上昇していること

・スタッフのシフトに影響が出ていること



もしかしたら


・異常な熱波


なども、影響しているかもしれません。



当面、飼い主にお願いしたいのは、


・無理に、新しくペットを飼わないこと


・誤飲・誤食/熱中症など、予防できるものは予防してください


・時間がとられるので、電話相談は止めてください



今日は休診日。


上述したように、入院の子の管理をしていますが、ふと外を見ると、こんなに暑いのに、浮浪者がごみ箱をあさっています。お互い、色々大変だよね。がんばって、生き延びましょう。

・・・・・・・・・・・・・・

そうそう、

コロナですが、

とうとう解熱鎮痛薬のカロナール(アセトアミノフェン)に出荷制限がかかりましたね。


カロナールが、

今までの様に簡単には手に入らない状況になったということですね。


需要(高熱の患者)と、供給(医師の処方)のバランスが崩れるほどに、



全国で、高熱の患者さんが増えているということ。



小児の熱性けいれんや、がん患者さんにも有用なので、ほんとうにこんな一般的な薬が出荷制限なんて衝撃です。



こういうときは、

互いに節度をまもって、

生活していきましょうね



2022年7月26日 (火)

怖い経験バイアス

長年この仕事をやってきて、

年々怖くなる、

経験バイアス。



あ、これ●●の症状だから、きっと△△病だから、××で治療だね・・・・って安易に判断するやつね。



経験を積めば積むほど、このバイアスは怖い。



これだけ世界が繋がり、


一瞬にして世界の最新論文を読める時代に、自分の経験なんて、実はとるに足らないものなんだよね。


(当院の顧客は、PubMed調べる方もいて、いや~怖いっす)



経験に似たものに、直観ってのがある

こっちの直観・・・・TVドラマで言う『刑事のカン』ってやつ・・・・・の方は、とても重要で、それを経験則に安易に落とし込むところに落とし穴があるんだよね。



若くて、経験の少ないのも困るけど、長年の経験の蓄積によるバイアスのトラップにかからないように精進する毎日が、結構大変です。

 

2022年7月14日 (木)

今日は、休診日でしたが、


馬のエコーと心電図の測定に、


乗馬クラブに行ってきました。


https://www.youtube.com/watch?v=k_9jTo1r2J4


当院は、医療器具を中心に診察に用いていますが、


最先端の医療機器を使うと、


数十グラムのハムスターから、数百キログラムの馬まで、昔では考えられなかった獣医療情報を得ることができます。



馬の世界以外にも


家畜の世界や

動物園

水族館




先端医療機器を使った、より高度な診療ができる時代になるといいですね。



(YouTuberになって、牧場や、動物園や、あそこや、●●へ行って、無断でエコーや心電図とるっていう動画上げたら、うけるかね・・・・・セクショナリズムが激しい業界なんで、正規に依頼すると、大体断られるんですよね・・・いぶかしがられるというか・・・・)



興味のある業界・団体さん、いつでもメールくださいね。


ちなみにこれは、蛇の心蔵

https://www.youtube.com/watch?v=GZurUEO8Nbo

 

イルカの心臓や、キリンの心電図・・・・とってみたいぞ

2022年7月10日 (日)

ちょっと絶望的に・・・

何度もアナウンスしていますが、


当院は、

顧客の異常な増加により

2020年頃より、

手術の予定が2カ月待ちとか、それに伴う体調の不安定の為、新患を受け付けていません。



現在、電話・メールも含め、

新患をお断りさせて頂いています(毎日1~5件程度)。



新患の受付再開を目指し、


2年間新患を止めて、なんとか、患者数を減そうと努力してきましたが(動物は当然死亡するので、その間、診察数は減ってくるはず)、なぜか最近、増々忙しくなってきました。


先週は、一時的に入院舎がいっぱいとなり、重症患者の対応もギリギリの状況になっていました。25年間、入院舎が満杯になることはありませんでしたので、呆然としてしまいました。


なんとかその状況は、現在解消しましたが、

冷静に考えると、


あと1年程度は、新患をうけられないのは間違いないと思います。


・・・・・・・・・・・・・

さて、

各動物病院のレベルというのは、動物病院間で非常に差があります。私からみても数割の病院は、技術的にひどいと思います。



私の病院のHPは、


研究の項目以外は、


獣医療のスタンダードを表現しています(医療からみたら、ひどいものだと思いますよ)。つまり、当然、当院よりも高度な技術の病院は多々あります。



過去10年の当院の顧客データを分析すると、


当院の患者数の異常な増加は、


明らかにHPの影響によるものです。


(下記は、年間新患数・・・HP設置で異常な増加)

Photo_20220710092701


とても分かりやすいデータでしょう?


つまり、


スタンダード的なことを普通にやっているよ~とHPで宣伝したら、スタンダードではないローテクな病院から患者さんが転院して来たということなんですね~。



当院HPを細かく見て頂くと


当院よりも技術的にはるかに優れた病院も掲載しているので、病院探しのポイントにして欲しいですね。

2022年7月 2日 (土)

う~ん、なかなか大変な日常

千葉の人口10万以下の小さな町の、小さな病院の本日一日の症例です。


・胆のう破裂

・直腸憩室

・免疫介在性血小板減少症

・ワクチン

・肛門腺絞り

・フィラリア予防

・肥満細胞腫

・慢性腎臓病

・嘔吐

・慢性腎臓病

・フィラリア予防

・慢性腎臓病

・僧帽弁閉鎖不全症

・皮膚腫瘤

・角膜炎?

・皮膚腫瘤

・僧帽弁閉鎖不全症

・膀胱結石

・ワクチン

・慢性腎臓病

・心臓エコー検査

・フード購入(腎臓)

・皮膚炎(痒み)

・尿閉塞

・下血(原因不明)



これが獣医の日常です。獣医学科の学生で臨床に進みたいならば、こんな刺激的な?日常がまっていますよ~。



2022年5月 1日 (日)

循環器の好きな獣医師の先生方へ

久々に、業務に関するアナウンスです。


現在、私の家族に、

非常に特殊な先天性心疾患のワンちゃんがいます。



先天性の心疾患を3つ・・・・3心房心、肺動脈狭窄症、PDA・・・・・持つ子です。



あるボランティアの方が、


悪徳ブリーダーから保護して、


心臓病の臨床研究をしているご縁で、私が譲り受け、


現在当家で大切に育てています。



当家に来たときは、失神の症状もあったのですが、投薬により、ほとんどなくなり、状態は安定しています。



心臓病を極めるには、あらゆる心疾患の心臓エコーをみる事が重要です。


なかなか、大学にも症例としてはいない子なので、


もしご興味のある先生がいらしたら、


病院にメール頂けたらと思います。


数ヶ月に1回、エコー検査を実施しているので、


その際に、ご一緒に如何でしょうか?


(既に県外からも、何人かいらしています)



その他、時間が合えば、SASの犬も見られるかもしれません。



2022年4月 8日 (金)

新年度・・・新患の受け入れについて、など

HPでアナウンスしているように、


オーバーワークと、

手術が2ヶ月待ちで、


当院は、2020年頃から現在まで、新患は、うけつけていません。



2021年は、年間で、約3~400件の新患をお断りさせて頂きました。



メール・電話・面と向かって・・・毎日1~4件くらいお断りしていました。本当に皆様、申し訳ございませんでした(1顧客あたり、年間3~4回通院するというデータがあるので、昨年は、最大1600診察を回避した計算になります)。



新年度にもなり、

手術の予約も2ヶ月待ちが1ヶ月待ち程度に解消され、


2年ぶりに

新患の受付を再開するか・・・

考慮中です。



最近、茂原に新しい動物病院が開業しました。


その先生のがんばりによっては、(当院への新患の問い合わせも減り)、順次・・・動物別とか、診療科別とか、地域別とかで・・・・新患の受付を再開するかもしれません。



その先生のがんばりに期待して、


今しばらくお待ち下さい。


(おおお、あれほどあった問い合わせが無くなった・・・・・少し、間口を開けてみるか・・・・という気分が醸成できたときに、少しずつ開けようと思います)




というわけで、


今年度の目標は


1. 専門書の脱稿

2. 新患の再開

3. 後輩を育てること

4. 遺伝子のサンプリング


です。

2022年2月26日 (土)

ドクターウインドショッピングを!

ドクターウインドショッピング・・・・・・・・尊敬する斉藤環先生(精神科医、大学教授、評論家)が、ある新書で、使用されていた言葉です。



ドクターショッピングは感心しないけれど、


私は、このドクターウインドショッピングという言葉、


結構好きです!



ドクターウインドショッピングとは、

つまり、


軽く色々周って、いよいよ、ここぞに決める!

というやり方ですね。



(対して、ドクターショッピングとは、獣医師との関係性を作っては壊し、作っては壊し・・・・それが何度も何度も・・・・どんなタイプの方がそれに相当するかは、獣医師間で一定のコンセンサスが、まあまあ、あるのですが・・・・書きません・・・笑)



3月から、

犬は狂犬病予防シーズン(3月2日以降で接種が可能)


4~5月からは、

フィラリア・ノミダニ予防シーズン(犬、フェレット、猫)



病気ではない予防だからこそ、ウインドショッピングのしがいがあると思う。


予防で、病院を見て周るのも良いシーズンです。



約15年前の大手医療機器メーカーの調査では、設備投資を考えている動物病院は、約2割でした。


あの頃から比べると、


大病院も増えたし、


専門科をうたう病院も増えたし、


病院間の競争も激しいので、


その割合は、若干は増えていると思いますが、


まあ、やぱり2~3割かな。



この季節だからこそ、


主治医に悩んでいる方は


真面目に獣医療に取り組んでいる先生にウインドショッピングで出会うことを願っています。



予防のないウサギの分野・・・・・もうちょっと、なんとかならんかね~と思う分野ですが、爪切りでウインドショッピングすると良いです。ウサギとフェレットは、かなり高度の医療機械がないと診断はつきません。逆に言うと、犬猫でも突き抜けた診断をできる病院は、ウサギ・フェレットでもすごいです。だって、小さな小さな臓器の検査や、マイクロの手術をする機械が必要ですからね。



(実は、エコーやCTや心電計だって、人間用よりも、犬猫用の方が高度なものが要求されます。だって、より小さい臓器を見るのですからね・・・・・いわんや、更に小さいフェレット、ウサギだもの)



我が地域は、車がマスト。


車で30分以内程度で、見つけましょう!




ちなみに当院は、HPでアナウンスしているように、2020年から、新患はうけていませんので、申し訳ござませんです。

 

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