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北森ペット病院


医療情報

2024年4月17日 (水)

コロナのおかげで、感染症世界史的にすごいことが起こってますね

今日は、コロナ対策のおかげで、ウイルス感染症世界史的にすごいことがおこっているというお話。


皆さん、フルショット(インフルエンザワクチン)打ってますよね?


21世紀に入って、

フルショットは、4価の混合ワクチンでした(A型2つ、B型2つ)。


それが、

2023年のWHOの提言で、3価になりそうなんですよね。


理由ですが、

B型の一つであるヤマガタ株が、世界から消滅した可能性があるからなんです。


人体に影響を与えるウイルスが、消滅したのは、


天然痘(ワクチンによる成果)

サーズ(勝手にいなくなった)


位で、とても珍しいことなんですよね。


今回、ヤマガタ株が消滅したのは、


2020年のコロナによるロックダウンの効果だと専門家は言っていますが、本当に、何が奏功するかわかりませんね。


コロナ対策が、

一つのウイルスを地上から消したんですよ~


すげーーー

2024年3月29日 (金)

サプリ・・・わからない

小林製薬なる会社のサプリでの健康被害が話題だ。


元製薬会社の私としては、『薬』を作っていない会社が、製薬なんて名乗ること自体もよくわからないが、人々のサプリ好きも意味不明だ。


いわゆるお薬は、

着想から10~20年かけて、プロの監視と、国の認可を経てようやく上市される。また、料金も7割は税金で補填だ。


こん回の件も、


コレステロールを下げたければ、お薬を使えば良いのに・・・と思ってしまう。


なぜ、サプリなんだ!


サプリ神話の問題点は


① きづかれない薬害

② 真の医療へのアクセスの遮断

③ お金の浪費


だけれども、


私の獣医療の現場で、②、③にはよく遭遇する。①に関しても、命にまでは影響しないが、肝臓の数値が上がるなどは、漢方系のサプリで非常に稀に出会う。



今回、被害にあわれた方は、本当にかわいそうだが、サプリ神話も、もう少し考え直すべきだと思う。


今のところ、

人間のサプリで意味があるとすれば


妊婦の葉酸と、栄養バランスがくづれている時のビタミンくらいだと思う(私は、何も摂取してないけど)。



 

2023年10月 3日 (火)

ノーベル賞

ノーベル医学・生理学賞、決まりましたね!

mRNA!!!!!


下馬評では、mRNAとベルソムラの戦いでしたが、mRNAに軍配でしたね。


まあ、当然でしょうね(でも、受賞は、早かったね)。


さて

このmRNAの重要なテクノロジーに、


日本の企業

ヤマサ(お醤油の会社)

が関わっています。


うれしいですね!


私の仕事の引退時(やめ時)の一つが、このノーベル医学・生理学賞。


この内容が分からなくなったら、

もうやめ時です。


でも・・・はい、

まだまだ頑張れそうです!


2023年8月27日 (日)

集団免疫仮説も、駄目か・・・

そもそもの
コロナ渦を逃げ切る作戦だった集団免疫仮説


今回のCOVIDの前の、最強のコロナSARSで

得た教訓は、

ウイルスにはN抗原と、S抗原があって、SARSの時に、

Wholeのウイルスを使ったワクチンで大失敗・・・


どうもN抗原に対する抗体(N抗体)を誘導すると、
逆によくないってことがわかり


天才たちが、S抗体のみを誘導するmRNAタイプの
ワクチンを作って、大成功


つまり

コロナ渦を切り抜ける人類の

シナリオは

ワクチン接種で、安全なS抗体だけを誘導する免疫を
つけて、第1回目の感染を乗り切り、あとは、自然感
染が数年かけて集団におこり、

集団が、ワクチン抗体+自然感染のハイブリッド抗体で、

コロナに対する最強の免疫をつけて


集団免疫完了

だったはずが・・・・

 

最近のデータ見てると


再感染者の方が初回感染よりも予後が悪い・・・・・
つまり感染を繰り返しても、ろくなことない・・・・・


天才の京大のN先生も

故に

集団免疫は無い

って言ってるし

 

ロングコビットの治療薬が早くできればな~

第9波

第9波

 

日本人ってどうもTVからしか情報を得ない
ヒトが多いようで、

TVでやらなくなったとたん、もうコロナ渦
が過ぎたって・・・
 
おいおい、真っただ中でっせ!

 

私は、10代から42歳までTVがない生活
だったので、TVから情報を得るという意識
が、そもそもない

 

で、

 

救急や、高齢者や、小児外来の(コロナを診
ている)先生の話を聞くと、


相当ひどいことになっている・・第9波。

 

1万人を殺した8波に迫る勢いの可能性も
あるようだけど、

 

なにせ5類になって、最終集計が2ヵ月後・・
・・どうなってるのかわからない

 

マスク、XBBの追加接種お忘れなく・・・・


ワクチン接種者の多くは
軽症ですが、感染者の10%は、

ロングコビット。

 

ブレインフォグや、糖尿病や、腎障害なんて
嫌だよ。


・・・怖い

 

とにかく、マスクして、大量の抗原を吸わな
い様にね!

 

(TVって、日本人にとっては、まるで昔の大本
営だね。)

 

2023年8月18日 (金)

50人かぁ

IFの高いJAMAに

米国でコロナ関係でデマを流した医師と、そのデマの傾向について知見が発表されました。


https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2808358

(最近は、日本語翻訳が簡単なので、変換して、読んでみましょう)

ちなみに

医学の臨床系ジャーナルでIFが高いものは

・The Lancet

・NEJM

・JAMA

・BMJ


報告によると

米国では主に50人の医師がSNSにデマを流しているようで、ここでは、そのデマの傾向や、彼らが得た収入まで詳細に分析されています。


コロナ関連死のうち30%は、彼らのデマを信じたことが原因で、(通常の公衆衛生上の対応をしていたら)もしかしたら救えた命ではないかと推察されますね。


・・・・・

一般の方が、

専門分野に関して、何を信じて良いか、見極めるのはとても難しいと思います。


例えば、私にしても、経済学(アベノミクスは正しいのか!とか)や物理学(地球温暖化は本当なのか!とか)分野は、当然ながら、素人ですが・・そんな時にいつも心にあるのは以下の基本



● 専門分野に関して素人が挑むときの基本


・批判的精神(多角的な視点から物事を把握しようとする精神)

・いつでも自説を変える精神


の2つ。

闇落ちしないには、

この精神が重要なんですよね



今回のコロナ騒動・・・・

実は

私自身、最初はマスクなんて・・・・と思っていましたが、

完全に間違いでしたね。

2023年8月 1日 (火)

NIHがついに動き始めました

Long COVID・・・・ついに、NIHが動きはじめました。


https://nordot.app/1058862120792163097


コロナ・・・・・・ワクチンを接種して、基礎疾患が無い場合、ほぼ怖くない感染症になりましたが(多分)、数%の可能性で起こるLong COVID

ブレインフォグ、糖尿病・・・・解明が待たれますね。

 

 

2023年4月 5日 (水)

坂本氏・中咽頭がん

教授の初発ガンは、

報道によると

中咽頭がん


このガンは、

パピローマウイルスの感染が原因であることが報告されていて、

感染経路は、性的な接触。


https://ganjoho.jp/public/cancer/mesopharynx/prevention_screening.html
https://gansupport.jp/article/treatment/examination/17798.html


パピローマウイルスは、子宮頸がんの原因ウイルスとして有名ですが、こちらは昔から、少々差別的な言い方で、美人に多い癌と言われていましたね。


つまり


多数との性的な接触が多い生活をおくると、より(ここ重要です)リスクが上がるのが、子宮頸がんと、中咽頭がん。


(坂本氏がそうであるとは言ってませんので念のため・・・あくまで『より』です)。



予防は

ワクチン。


私も、息子に早く接種させたいのですが、


9価は、未だ男児には承認されず、やはり、日本はワクチン後進国

https://www.know-vpd.jp/children/va_c_cancer.htm




2023年1月13日 (金)

コロナワクチンデータ③

神奈川県が、

コロナに対するワクチンの効果を発表しましたね。


全体と、高齢者に分けていますが、


ワクチン接種回数が増えるごとに、死亡率が減っていますね。


https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/vaccines/vaccine_efficasy.html


これで、

全体(神奈川県、本データ)

小児(先回記載)

基礎疾患(先々回記載)

高齢者(神奈川県、本データ)


で、ワクチンの効果(死亡率低下作用)が確認され、それが日本語でわかりやすく公表されました。



コロナで、健常者は、2%程度の死亡率。基礎疾患の方は15%程度の死亡率。このデータを考慮して、ワクチンを打つかどうかは本人の自由です。



コロナについて、

かなりわかってきましたね。


残るはロングコビットの問題ですね。



今年は、いよいよ出口戦略ですかね。

2023年1月11日 (水)

コロナワクチンデータ②、他

コロナ渦、2年ですものね。


色々コロナワクチンデータが出てきましたね。


今日は、昨日に続き、昨年末に発表された


国立感染研のデータ


小児のコロナ感染死に対するワクチンの予防効果のデータです。


https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2559-cfeir/11727-20.html


考察の項目

を見ていただくと

小児のコロナ死亡例の88%がワクチン未接種

とのこと




当初は、ワクチン接種に及び腰だった小児学会も、このデータの推移に途中で知って驚いて、接種推奨に舵を切ったんだよね。



昨日も書いたけど、


出口戦略は、プロの間では、ある程度コンセンサスがあると思うので、ワクチン派も、反ワクチン派も、乗り切りましょうね。



最後に恐ろしい論文、報告を2つ

https://www.nature.com/articles/s41598-022-27348-8


コロナのN抗原の中に、多発性硬化症の原因となる抗体と酷似した抗体を誘導する配列がある・・・という怖い論文。それがロングコビットのブレインフォグの原因だとしたら、恐ろしすぎる




https://www.sciencealert.com/covid-autopsies-reveal-the-virus-spreading-through-the-entire-body


コロナが、肺以外に、脳、心臓、肝臓、腎臓、目・・・・などに広く分布する事は既知ですが、なんと、その伝播法が未知とのこと・・・・。普通は血液を想定するけど、血中はウイルス血漿にはなっていないらしい。どうやって全身に回るの????


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