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北森ペット病院


獣医療・疾患

2019年12月15日 (日)

このままじゃ、日本は駄目になるよ

米国、オーストラリア、スペイン、中国・・・・世界各国のベンチャー企業が作った医療機器を輸入しています。



自身や、知人の獣医に使用してもらい、獣医療水準をあげることが主たる動機ですが、




国内の老舗メーカーや、ベンチャー企業に画期的な機器を紹介して、なんとか技術を盗んでもらいたい・・・・・という目的もあります。



はっきり言って、

目もあてられないほどに、日本の技術水準は下がっていますから・・・・。



海外製品は、


① 製品の発想がユニーク

② 価格が、国内の5~10分の1


です。



国内製品と違って、海外製品開発の大きな発想の違いは、


● 誰にでも、どこでも、使用できる

● データのやりとりをスマホで簡単にできる


点です。



(国内製品は、(獣)医師が院内で・・・・・ふんぞりかって・・・・使用するイメージだけで作られています、アハハハ)




中国、米国、オーストラリアなどは、広大な国土です。



専門医を受診するにも一苦労です。



ITを使って、辺ぴな場所であっても、誰でも(町医者どころか、一般人でも)データがとれて、都会の専門医にデータをパスするイメージで作られています。



(診察室で検査するより、自宅で、おかしいと思ったら、自身でデータとって、送れる・・・・そういう時代って良いよね!)




いわゆるエコーは、日本人の発想でしたが、


それ以降、ユニークはものは、国内発ではありませんよね~。




(獣)医療は、サービス業です。サービス業は、情報を売る(使う)仕事です。


それはそれで必要ですが、


富は産んでませんね。


富とは、生産物(商品、食品、工業製品)です。




私は製薬会社出身でした。あの頃は、・・・・・・・・。



死ぬまでに、なにか、(獣)医療分野で、富を生む仕事・・・・・・・一つの製品の誕生に関わる仕事に、もう一度、たずさわりたいです。




全財産使ってもネ。




当院youtube (世界に発信しています。全て飼主の同意は得ています。世界初の動画も有?150動画あって、ジャンプが遅いっす)
https://www.youtube.com/channel/UC9qDMRC15D_O2tdFiUbnr2A


ここでコラム書いてます
https://wannya365.jp/writer/detail/11


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2019年11月18日 (月)

サプリ嫌いの私ですが、医療大麻は期待大(かも)

おそらく、数年うちには医療大麻が、人体薬として、日本でも解禁されると思います。



成分的に、簡単に言えば、

THCがイリーガルな方の大麻で、CBDが医療大麻。


どちらもまったく同じ植物から抽出されます。


葉っぱ由来のTHCは違法ですが、(実はTHCも抽出部分によってはグレー)、CBDはどの部位から抽出しても合法です。



CBDは、難治性てんかんや多発性硬化症など・・・・にはなくてはならない薬に、海外ではなってます。



WHO、FDA、アンチドーピング委員会が認め、


米国、ヨーロッパはもとより、麻薬系薬物使用・保持で、死刑制度がある、アジア圏の諸国も既に解禁してますね。




現在国内では、人体薬としては、某大学で臨床試験中です。



私は、効果的な薬のないイヌの某症例に使いたくて、前々から目をつけていたのですが、人体薬より、動物の方はサプリメントレベルで実は既に輸入されています。



私はもっともピュアなものを使用したいので、まじめな某会社が販売するのを心待ちにしています。



はじめてサプリを症例に使いたいと思っています。




ちなみに、CBDが、ハッピードラックとして使えるかどうかですが、


某疾患で、CBDの恩恵を受けている方の話を聞きましたが、



ビール飲んだほうが飛びますよ~言ってました。つまり、まったく高揚感など期待できないそうです。



世界初のいわゆる『薬』は鎮痛剤・アスピリンですが、アスピリンは、痛み止めとして民間医療で使われていたシダの葉の抽出成分です。



CBDも第二のアスピリンのように、人類に多大な貢献ができるでしょうか?



あ、その前に、


医療大麻なんて言い方、やめて欲しいね。


なんだか誤解生むしね、イメージ良くない.



ちんみに、子供に、


効用はあるが、自分が駄目になり、時として他人を傷つけるものなんだ・・・・・って聞いたら


車、お金・・・・


覚せい剤はまだ知らないみたいだ。

 

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2019年11月 9日 (土)

遺伝子検査(意味もわからずやるな!)

遺伝子検査についてです。


ネコエイズや、白血病、FIPやフィアリアなどの感染症の原因菌を探る遺伝子検査ではなく、


遺伝病の遺伝子検査の話です。



はっきりいいますが、


獣医師、ブリーダーを含め、遺伝子検査の意味が分かっている人間は数%くらいでしょう!


(検査センターは、知ってるくせに、隠してやがる)



当院では、遺伝的なイヌの心臓病の遺伝子検査を個人で行っているので、遺伝子検査に関する質問をよくうけます(今日もね・・・・電話の貴女、わかってくれたかな?)が、


まあ、業界、ひどいものですね。




遺伝子検査の結果に関して、主治医に●●と言われた、ブリーダーに●●と言われた・・・・業界のメンバーがこぞって、業界の馬鹿さ加減に拍車をかけています。




今のところ、獣医業界において遺伝子検査が決定論になる疾患は極めてまれですよ~。




(というか、数学的な報告がないし、検査センターもデータがない。2019年の4月に国内の遺伝子検査ラボにいっせいに質問しましたが、無視した1機関を除き、全て、数学的なデータはないとの回答でした。)



簡単に言うと、


ある疾患が、単一の遺伝子に依存していれば、高校で習う、メンデルの遺伝の法則に乗って疾患は発症します。



しかし、多くの疾患は、複数の遺伝子に支配されていることが多いので、



検査した遺伝子の(異常の)、疾患に対する数学的な寄与率・・・・・・例えばオッズ比・・・・・などが出ていないと、意味がありません。



非常に有名なPRA(トイプードルの失明)の検査も、オッズ比が出ていませんから、この遺伝子が陽性の場合、陰性の場合と比べて何倍の発生率ががわかりません。



さる国内最大手の遺伝子検査ラボの方と話していた時に、



PRA検査が陰性だからといって、近親交配がすすむのが逆に怖いと言ってました。



こう書くと、



すぐに子供が



じゃ、やっても意味ねーーーーーのか



て言うのですが、



いやいや、意味をわかってやるべきなのと、



本当に遺伝子を商売にしたかったら、ちゃんと寄与率出してねって話ですね。



(だから私は、遺伝子検査と、実際の疾患の発生率をおっかけています)。



例えば、PRA検査を獣医師に進められたとして、その獣医師が、PRA検査の結果と、実際の発症率をデータにしなければ、それは知的怠慢であり。中学の夏休みの自由研究程度ですね。



1病院で、カルテひっくり返して、100例集めるのなんて簡単さ!(なんたって、私、某検査を15年で700症例集めたんだから、タダで。近く論文化予定)



さて、身近におそらく単一の遺伝子に支配されているのではと思われる、生体の現象があります。


わかります?


10秒考えてみてください

はい、10秒たちました。考えましたか?


答えは、身長です。




いいですか、いくら、高栄養で、カルシウムや、ビタミンDを与えても、


チワワは、ボクサーのように大きくなりません(チワワとボクサーは交配可能なので、私と大好きな和田●●子さんとの違いです。)



完璧に、メンデルの遺伝の法則に乗りますね。


だから、多分単一の遺伝子かな?と思います(私は専門家じゃないからわかりませんが)




これが遺伝的な支配です。


なので、



チビの両親諸君、子供に、謎のサプリあげても、意味無いよ。


と、


身長160cmの私と、身長153cmの妻から生まれた、超チビの息子をみて

 

40年前に、


やっぱりチビの両親が、私に謎の液体を与えて私の身長を伸ばそうとしていたことを、思い出します。



うん、無知は喜劇だ!


わははは。




参考にしてね

http://www.bri.niigata-u.ac.jp/column/001066.html

 

 

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2019年10月 2日 (水)

病気は治らないけど・・・①

病気は、なぜ発症するか!


身体は、蛋白質、脂質、糖質、水、微量元素等で、できています。このうち、身体の主要なメカニズムをつかさどるのは蛋白質です。



皆さんご存知の遺伝子(DNA)が、何をしているかと言えば、その重要なたんぱく質・・・・多種多様の・・・・蛋白質を作る指令を出しているのですね~。



細胞内で、DNAがひもとかれ、たんぱく質産生指令が出され、様々なたんぱく質が生成されて、体内に行きわたり、生命現象をつかさどっています。



さて、病気とは、



外部からの侵入物・者(寄生虫、細菌、ウイルス、毒性物質、 等)を除けば、主に、このたんぱく質の異常です。形の異常、量の異常、異質なたんぱく質の発生などなど・・・。



心臓病も心臓のたんぱく質の異常ですし、がんも細胞増殖をつかさどるたんぱく質の異常ですし、パーキンソンのような神経疾患も、刺激伝導を担うたんぱく質の異常ですし、アトピーも、最近の研究では、あるたんぱく質を介する異常な刺激反応です。

 

ありとあらゆる病気が・・・・



そりゃそうですよね。



だって、身体はたんぱく質でできた細胞と、身体機能の多くは、たんぱく質による指令で成り立っているのですからね。


上記したように、たんぱく質は、遺伝子から作られます。



つまり、たんぱく質の異常は、遺伝子の異常です。



つまり、つまり、病気とは、遺伝子の異常です(遺伝すると、遺伝子の異常は別ですよ)。



よって、病気は、存在論的に言えば、この異常な遺伝子を取りのぞかないと、完治しません。



取り除くには、外科的に取るのが一番ですが、



例えば、高血圧のような場合、全身の血管を取り除くわけにはいきませんよね。



さて、そこで薬の登場なのですが、



一般的に薬は、


① 状況を改善する(数値を上げる、下げる)
血管が収縮して血圧高いけど、とにかく広げてあげよう!

②  延命する
がん細胞を一時的に減少させよう

③ 感覚的なもの(痛みや、かゆみ)を除く
痛み止めや、かゆみどめ 



のような事をします。


完治ではなくて、症状を抑制、進行を抑制するのが薬なのですね。



だって、繰り返しますが、薬で、異常な遺伝子を細胞内から物理的に取り除くことはできませんからね。



そうやって、



病気は治らずに、生き物は100%死んでいきます。



将来的に、異常な遺伝子を改変、除去するような薬やウイルスを使った技術ができるまで、



私にとって、



ペットの健康問題とは、病気を完治させることではなくて、病気といかに付き合うか、一緒に考えていくことなんですね~。



(このブログで、患者が、減るかな・・・・)


 

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2019年10月 1日 (火)

感動がないとね・・

人間のお腹の赤ちゃんの3D/4Dにこだわったのは、日本人だとか・・・・・。



同じ症状を見ても、例えば、見え方が日々進歩しないと、感動がありません。



ジョブズの作品のようなバラダイムを変える様な大躍進もいいけど、一般人のちょっとした感動、ちょっとしたイノベーションが、ひいては全体の進歩に繋がると思います。



この動画、犬の膀胱結石の3D/4Dです。

 




結石のサイズは約 4mm!


この極小サイズで、3D/4Dが合成できます。


技術の進歩はすごいでしょう?


膀胱内はCT、MRIも適応ではありません。やはりエコーの活躍場でね。

 

以前、やはり膀胱内を見ていた時、こんな動画が取れて、キラキラ光るのは膀胱内の結晶、でも、めくれあがっているのはなんだろ?と、3Dにしてみると、どうやら粘膜っぽい? 



人ならば、膀胱鏡でしょうが、犬猫用の径が1~2mm程度の極細の良い膀胱鏡がないので、こういった機械の開発者の想定もしてなかった3D4D検査をしてしまいます。

 

(動画、一瞬ですみません。)




動画公開に同意してくれ飼い主様、本当にありがとうございます。



たまに某所でコラム書いたり、ここでブログ書いたり、自分の思いを世間にさらすなんてゲズの極致かもしれません。ぼくの伯父さんは農民やりながら哲学草稿書いてますが、どこにも発表せず、ただただ自分が自分になるためにやってますが、



ゲズな私は、どうしても発表したくなります。


その昔、望遠鏡や顕微鏡が開発された時、きっと観察者は、皆に公開したくてしょうがなかったのではないかな?


そんな感じです。


ゲスな私ですが、許してね。


だって感動するんだもの。





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2019年9月20日 (金)

眼科コラム更新

眼科のコラムが更新されました。



イヌの加齢と眼科疾患に関するコラムです。

https://wannya365.jp/article/health/677




遺伝性の疾患や、白内障手術など特殊な手術を除き、一般眼科は、獣医では町医者の領域ですから、日々研鑽を続けています。




獣医療では、他の診療科に先駆けて、眼科と皮膚科で専門医制度が認知されました。それは、両科ともに、目で見て診断できること、また、比較的簡単に機器を応用して、画像や計測で判断できる診療科故だからだと思います。




ただ、かれこれ20年間、獣医領域では、眼科も皮膚科も、相変わらず参考書は、写真ばかりで(病気の図鑑)・・・・・・目で見えるアドバンテージからの進歩が少ない・・・・・こんなんじゃ駄目ですね。




コラムを書くにあたって、犬に多い乾燥性角膜炎がらみで、ヒトのドライアイを調べていると、ヒトでは角膜の障害具合によって薬剤を使い分ける研究もされていて、さすが医学は違うな~と感じました。

http://www.dryeye.ne.jp/tfot/index.html



数十年前、志有る先輩獣医師は、医学部へ行き、先端医療を学び獣医の世界にその技術を持ち帰りました。その方々が、専門医になり業界をリードしてきましたが、現在、その専門医に学んだ若い専門医は、昔のような医学からの遅れをまったく知らず、専門医然として、これが獣医臨床の進歩を阻んでいます。


よくあるパターンが



医学部で先端医療を学んだ事もないのに、(自称)二次(専門)病院たてるとかね・・・・大笑いですね。



ひりひりとした遅れを感じるものにしか、進歩はないと思いますね。



その遅れって、無知の知ですね。




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2019年8月16日 (金)

アトピー

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アトピー性皮膚炎(AD)について。


ADの治療には、人ではdupilumab、犬ではApoquel(アポキル)といった新薬が用いられるようになり、ステロイドを用いず、かなり症状をコントロールできるようになりました。


凡庸な、獣医療の臨床医や認定医や専門医は、ADには新薬・アポキルを~・・・のようなとらえ方しかしないが、



薬剤を道具と考えると、この新薬の成功は、ADの主体が、Th2細胞依存性の過剰な炎症で、IL-31などが関わることを示唆する。



ADのA・・・・つまりアトピーは、なんだかよくわからないという意だが、



ADは、ようやく、Th2型炎症反応であることまで、人類はつきとめた。



人の方の論文を読むと、更に時代は進んで、ADをさらに細かく遺伝的な背景も考慮して、分類しようという努力がなされている。



ADを表現型のフェノタイプとして、最終的な臨床的+免疫学的症状を、エンドタイプとして分類して、治療を細分化する戦略。



(興味ある方は、この論文の下の方に、写真が出てます)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0091674918315720




眼に見える法則を、更に目に見えない法則でコードするのが、科学の厳密化だが、皮膚科もようやくそういう時代に入ってきた。



さて、このエンドタイプという考えかた・・・・・



人では一部、人種的な背景を基礎しているけど、まさにこれは獣医療では、犬種による分類に対応できるのではないかと思う。



しかし獣医臨床の場合、



皮膚病に興味をもつ獣医は沢山いれど、皮膚病のメカニズムそれ自体に興味をもつ臨床医は皆無で、『俺、皮膚病みるの好きじゃけんね・・』とい称号に興味をもつ輩ばかり。



認定医制度が始まって10年くらいだけど、



この10年で、皮膚科領域で変わったことは、認定医が増えただけ(笑)。増えた認定医が、何か皮膚科の診断に関することを画期的に進化させたなんて話は皆無。



本当につまらない輩が多い、獣医皮膚科。



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2019年8月 8日 (木)

熱中症

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たまには、まじめに獣医学の事など・・・・・・というわけで、熱中症です。



犬は、体温41℃を超えると、いわゆる熱中症になり、意識がなくなります。生存率は50%です。


犬側のリスク群は、15kg以上の犬、肥満犬、ラブラドールなどです。


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29435477




下記動画は、当院の症例です(同意を得て掲載)。


18kgの犬、体温42.5℃、意識はありませんでした。処置により回復しましたが、あぶなかったですね。異常な呼吸の速さが特徴です。





最新の人の論文を取り寄せて読むと

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31216400




人は、

・ 熱失神(heat syncope):
立ちくらみ、失神。体温は正常。

・熱痙攣(heat cramp):
筋痙攣、こむら返り。体温は38℃以下


・熱疲労(heat exhaustion):
嘔吐、頭痛、めまい。直腸温39℃以下


・ 熱射病・日射病(heat stroke):
痙攣、昏睡。体温40℃以上。


と、進行性なんですね。



犬は、脳の熱に対する防御作用があるらしく、体温も元々高く、興奮ですぐに40℃を超えます。それゆえか、上記のヒトような細かい病態分類はなく、41℃以上を熱中症と考えます。今回、あらためて論文を調べましたが、イヌでわずかに、heat exhausitonという表現はありましたが、基本的には、heatstroke(heat stroke) in dogs です。



ただ、最近、急な嘔吐、急な一時的な発作・・・・てんかんと、とりあえず診断するような・・・・・がとても多く、もしかしたら、細かいステージが犬にもあるのかもしれません。



ちなみに熱中症の英名heat strokeのstrokeは、単独では脳卒中の意味ですから、いかに、熱中症が命に関わるかわかりますよね。




 

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2019年7月18日 (木)

異物誤食の恐ろしい話

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異物誤食の恐ろしい話です。



異物誤食の初期の症状は、おう吐です。誤食した異物を放置した場合、異物がひろい空間の胃から、狭い空間の腸に移動し、そこではまって詰まり、異物性腸閉塞により、腸が腐り死亡します。



ところで、犬猫は、ヒトと違い胃が口と同じ高さにあるので、非常におう吐しやすい動物です。体調不良、食あたり、過食・・・・による急性胃腸炎・・・・で、すぐにおう吐が発生します。



つまり、単純な急性胃腸炎と、命に関わる異物性腸閉塞による症状が、初期は同じなのですね。



動物病院の診察内容のうち、おう吐は、もっとも多い相談の一つです。



症状がおう吐の場合、獣医は、飼主に、『異物の飲み癖ありますか?』と、必ず聞くと思いますが、そこで飼主が、『絶対にない』な~んていうと、少なくとも初診時には獣医は、異物によるおう吐の可能性を頭の中から端っこに移動させるか、除外して考えます。



う~ん危険です。



異物誤食の検査は、レントゲンがメインになりますが、金属のようなものは通常のレントゲンにうつりますが、ビニールなどはバリウム検査をしないとわからないことが多いです。



しかし、症状がおう吐で、いきなり全ての症例にバリウム検査はしませんよね~。



つまり、飼主が、『異物なんて食べない』と言った場合に、実際にはビニールのようなものを食べていた時は、結構な確率で誤診がおき、手遅れで、犬が死亡することがあるんです。



で、昨日の症例、初診で、異物と判断して内視鏡で取り出しました。まさにそのビニールでした。


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恐ろしのは、


飼主は、眼の前で●●食べたかも・・・・・・と言われたのですが・・・・・・・・しかし、なんと結局、飼主が言っていた●●は無く、飼主がまったく知らないところで食べたもの(体ほど長いビニール)が原因だったのです。



ということは、飼主が何か食べたと、間違ったことを言ってくれたおかげで、(バリウム検査で)異物と判断して初診日に処置できたたわけですが、飼主が間違っていなければ、今頃・・・・。



怖いです。


異物。




異物を内視鏡で取り出した動画です。飼い主の同意を得ています(日時は壊れていま~す)





ちなみに、ここでのコラムで、当院の過去の異物症例の写真を掲載しています。

https://wannya365.jp/article/health/460




みなさん、本当に注意してね。




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2019年7月 6日 (土)

どうなる、グレインフリー(穀物不要フード)

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ここ数年ブームの、穀物不要フード(グレインフリーフード)ですが、昨年来、なかなかやばいのでは?という話は聞いていましたが、FDAも警告をしつつ、調査継続のようですね。



https://www.afpbb.com/articles/-/3233477



フードの世界は、昔から、我々プロからみたらジョークのようなメーカーのフードを崇拝する原理主義者が数%は必ずいます。ただ、グレインフリーに関しては、単一のメーカーの問題ではなくて、ある種のフードを作るにあたっての志向なので、注視はしていました。



未だ結論は待ちこしですが、無理にグレインフリーにする必要はないですね。




ちなみにFDAとは、世界に冠たる米国の食品衛生局で、日本の厚生(労働)省に医師会と日本学術会議と中央薬事審議会と理研と・・・・・全て足して×100ぐらいのすごい機関です(意味不明かな)。




FDAの存在もすごいですが、ペットフードをFDAが注視する事も、やはり何でも本気の米国ですね。




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