やっぱりドロップ(再生医療)
再生医療のハートシート、やはりドロップ(開発中止)しましたね。
記事参照
現時点での再生医療のテクノロジーは、かなり怪しくて、専門家の間でも疑問視されていましたが、やはりね~。
期限付き承認制度なるものを作り、(自分の細胞だから安全だから)、まずは承認して、あとから効果を確認しようなんんて、禁じ手ですからね。
(通常のお薬は、当然、効果を確認してから承認されます)
人間の再生医療でさえこれだから、獣医の再生医療なんて、トホホですね。
再生医療のハートシート、やはりドロップ(開発中止)しましたね。
記事参照
現時点での再生医療のテクノロジーは、かなり怪しくて、専門家の間でも疑問視されていましたが、やはりね~。
期限付き承認制度なるものを作り、(自分の細胞だから安全だから)、まずは承認して、あとから効果を確認しようなんんて、禁じ手ですからね。
(通常のお薬は、当然、効果を確認してから承認されます)
人間の再生医療でさえこれだから、獣医の再生医療なんて、トホホですね。
昔とは違うね~の、その2
ここ数年の獣医学の新しい治療に、
毎日のお薬の投薬を、月に1回の注射に変更する・・・・という潮流があります。
アレルギー性皮膚炎、関節炎、痛みのコントロールなどの慢性疾患で実施されています。
毎日お薬を投薬する飼い主の負担、お薬を嫌がるペットの負担がなくなり、当院でも、なかなかの評判です。
日本ではまだ販売されていませんが、海外には
アジソン病(副腎の疾患)にもその新しい戦略の注射剤があります。
国内では、フロリネフというお薬の毎日の投薬が治療の王道でしたが、パーコテンV、ザイコータルといった、月に1回の注射剤が海外では販売されていて、なかなか好評のようです。
当院でも、希望者には、海外から取り寄せて治療を組み立てようと思います。
時代は、変わるね~
最近、業界で流行っているのが、
落ち着かせるお薬を、診察前に、自宅で投薬してもらう事。
開業したての頃は
ガウガウの犬や、シャーシャーの猫を、如何にうまく保定して採血したり、爪を切ったり、注射したりするかも、獣医師の能力の一つでしたが、時代は変わるね~。
猫と、犬とで使用するお薬は違うけど、
これらをうまく使いわけると
動物園の子たちも、採血して健康診断できる時代もくるね~
もう1回書くけど
時代は変わるね~
久々に当院HPに、大きな項目のページを追加しました。
発作のページです。
https://www.kitamori-ac.com/epilepsy-syncope
(動画は掲載は、飼主の同意を得ています)
当院のHP自体は、2018年から作成し始めました(当院のHPとしては3つ目です)。
通常、HPは集客が目的だと思うのですが、
当院HPは、診察時の説明に用いるため様に作ってきました。加えて言うと、作成時点での、自身の疾患に対する理解のピン止め的な意味での日記の要素もあります。なので時代遅れになった間違いもあると思います(何せ日記ですからね)。
故に、通常の動物病院のHPとは見る際の動線が異なり、かなり見ずらいかもしれませんが、ご容赦ください。
当院HPが起点となって、
飼主が、少しでも早くペットの病気に気が付き、かりつけの病院へ繋がればうれしいですね。
最先端の(獣)医療情報のGETするにはPumbedが必須だけど、
自分が、これが一般的な標準治療だと思っているものは、なかなか調べないのがヒトのサガ。
例えば、フィラリアの予防法・・・なんて・・・誰も調べんよね。
専門分野に分かれ診療がなされている(人の)医療・・・・・・、たとえ同科内だとしても、自分の専門分野から少し離れると、Pubmedをみて、いつのまにか最新の治療法がアップデートされていて驚くことがある・・・と最近、耳にした。
うううう
いわんや全科診療の獣医療である・・・
うううう
全ての分野を網羅するのは、やはり辛い。
AIがもう少し発達すると、
多忙の中でも、最新の情報が、まんべんなく得られる世界になるのだろうか・・・。
ちなみに数年前に、フィラリア予防をPubmedで調べていたら、米国では、薬剤耐性のフィラリアが出現しているとあって、驚いたことがあった。
すでに過去の感染症と思っていたフィラリアでさえ・・・・・だもの
獣医療においては、
数%くらいの獣医師がオカルト療法を行っています。
案外、Youtubeで発信している先生に多いような気もします(これは私見)。
以下は、尊敬する医師・イワケン先生の言説からの引用と、獣医療にフィットさせるための応用文ですが、
獣医療におけるデマゴーグは、1~2割の名言と、8~9割の迷言から構成されています。前者は、価値を語り、後者はファクトの誤謬を述べています。
獣医師は、飼い主に、自己中心的な価値を押し付けがちで、
それに対する、飼い主の獣医師に向けられた嫌悪感につけこむのが、デマゴーグが発するオカルト療法です。分かってくれない獣医師に対するアンチテーゼとしてオカルト療法があります。
つまり、
オカルト療法が流布する一部に、
(まともな)獣医師の責任もあるのです。
そういう意味で、私達(まともな)獣医師は、デマゴーグの発する価値の言説に耳を傾けつつ、ファクトの所でノーを突き付けるような態度が重要だと思います。
デマゴーグを完全に否定しても、状況はまったく変わらないし、飼い主の為にもならない。
オカルト療法が流行る理由を、(まともな)獣医師も、しっかり目を向けないといけない。
昔、24時間診療していた時、
すごい嫌な感覚に最終的に包まれたんですね。
それは、
『俺が、(自分を犠牲にして)、診てやっている』・・・・という感覚。
あの頃は、
体力的な辛さよりも、
人間性を破壊するようなその感情のコントロールに、つかれたね。
この感情・・・・臨床現場では、仕事の遂行を雑にするんだよね。
直観力も落ちるし。
その感覚がひどく出るようになって、
もう無茶な働き方は止めようって思って、24時間診療を終了しました(ちょうど、大病院の24時間病院も開院されたし、子供もできたしね)。
ただ、最近
同じような感覚になることがあります。
それは、
電話やメールでの無料相談。
(例えば薬の副作用の質問程度ならいいんだけど、電話5分以上とか、数回メールをやり取りするような、医療相談となるとね・・・・)
飼い主は気軽な感じなんだろうけど、専門知識を駆使しての回答・・・・診察室でのやりとりと基本的には変わりません。
毎日、10件程度は、そんなのがあるけど、
当院の診療費ベースで考えると、初診料・再診料×件数で、毎日9000~16500円の仕事を無料で実施しているわけで、年に換算すると、300万~600万の無料奉仕をしている計算になります。医療機械が1台買えますね。
医療の場合は、
電話での診断にも診察料がかかるし、まあ、普通は医師にメール相談はできないですよね~。
獣医の場合は、
その点、敷居が低いことろが、良い点でもあるんだけども
何が言いたいのかというと、
行為には必ず感情が付きまとう・・・その感情は、行為が例え崇高でも、人間性を破壊するような状態を引き起こし、最終的なワークの質を下げるということ
県外の顧客はある程度しょうがないとは思いますが、
かかりつけ医なんだから、
小さなことでも、ちゃんと診察室で仕事を完結させたいね。
(ボランティア団体が、よ~く分裂したり、対立したり、攻撃的になったりするのは、この・・・やってやっている・・・・という感情のコントロールの無具合だと思うね。)
現代では、人々は、
ネットという膨大な情報の中で生きざるを得ません。
飼主さんは、
そんな膨大な情報を、自分なりに調べて解釈して、我が子(ペット)の病気は●●病ではないか?
と、心配されて来院されることが、今や日常です。
『我が子は、●●病ではないか?』・・・・・我々獣医師から見ると、それが、かなり可能性の低い飼い主の思い込みであることは、診察室の中ではアルアルですが、
ここで、獣医療と、医療の違いが出ます。
医療の場合は、税金でやる保険医療なので、患者が、●●病が心配だから●●の検査をしてくれと言っても、その可能性が低いと医師が判断すれば、検査は実施されることはないでしょう(税金には限りがありますからね)。
かたや獣医療は、自費診療なので、飼い主が、心配で、どうしても実施して欲しい検査があれば、獣医師は断ることはないでしょう。
飼い主の安心感の為に実施される検査
いつも悩むのですが、
(もちろんリスクのある検査は、安易にはしませんよ)
飼い主が安心して、今後の治療につながれば、、、、、、と実施しています。
飼主の安心感と、ペットの治療は、違うカテゴリーで、両立で考えて診療を進めていく方が、獣医療では、最終的なペットの利益につながる気がしています。
ネットの時代で、
飼い主は、
様々な情報に触れるわけです。
でも、情報と、エビデンスは違うわけですね。
たまに、
情報=エビデンス
だと思っている飼い主がいて、なかなかそれが困りごと。
獣医のいうエビデンスと、飼い主のいうエビデンスは、まったく違うんですよね。
エビデンスというのは、科学的に証明されている標準療法です。もちろん、まだエビデンスになってない最先端の治療法があるかもしれませんが・・・。対して、飼い主がいうエビデンス(情報)は、ネットの個人的な体験が多いですね。
もっとも、医療分野のエビデンスに比べて、獣医療分野のエビデンスの質はかなり低いのですが(大規模な臨床研究ができないのがその理由)
エビデンスは、比較的簡単に調べられます。
でも、
多分、飼い主が調べる方法と、私達が調べる方法は、まったく違うんですよね~。
Pubmed、IF・・・・・知ってますか?
もうね、
中学校あたりで、その辺の事、教えれば良いと思うんですよね~
ここのところオカルト療法の話をブログで書いていたら、
なんと
Youtubeから
朗報が!
Youtubeが、
その動画サイトから、
オカルト療法や、非科学的な医療情報の紹介動画を、排除するとの方針を発表しました!
まずはガン治療を中心に、ワクチンや、生食医療に関して当該動画を削除する方針のようです。
https://blog.youtube/inside-youtube/a-long-term-vision-for-medical-misinformation-policies/
これで、
非科学的なWHO基準を逸脱したオカルト療法の蔓延が少しでも減るかな~。
獣医療関係にも
同様の措置を
とって欲しいな~。
(でも、獣医療は、WHOみたいなワールドの組織が無いから無理か。FDA基準でもいいいけど、それだと米国基準になっちゃうものね・・・)
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |