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北森ペット病院


獣医療・人畜共通感染症

2018年11月12日 (月)

SFTS、獣医師感染

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一時話題になった、ダニからの致死性の高いウイルス感染症SFTSに、臨床の現場で獣医師と看護師が感染したとの連絡が回ってきました。



SFTS疑いの猫からの感染のようですが、怖いことに、獣医師も看護師も、手袋、マスク着用だったとのことです(ゴーグル、フェイスシールドは無し)。




いや~恐ろしいですね。



SFTS
https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html




ところで、米国中心に、世の中のウイルスの全調査が行われています。



報告によれば、



160万種のウイルスの存在が予想され、このうちヒトに感染するウイルスは70万種と考えられています。




現在、ヒトに感染するウイルスは400種しか見つかっていないので、今後も、どしどし、新種のウイルスが見つかるでしょうね~。




でも、自然を生きるってそういうことですからね。心配ならば、若い皆さん、ウイルスの研究者になりましょう!




感染した獣医師、看護師は、回復したそうです。良かったね。





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2018年7月28日 (土)

トキソプラズマ

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本日は、人畜共通伝染病で、時に、妊婦さんが怖がるトキソプラズマについてです。



トキソプラズマは、原虫という眼に見えない生物による人畜共通感染症で、豚肉の生食などから人に感染します。一時、猫からの感染が注目されましたが、猫からはホボホボないですね。



最近、コロラド大学の疫学調査で、面白い報告がありました。



トキソプラズマの感染が、人生の様々な行動に(良い?)影響を与えているというのです。



例えば、


大学でビジネス系を専攻する人が、非感染者の1.4倍、


企業する人が、非感染者の1.8倍、

因果関係は明らかにされていませんが、相関関係はあるそうです。

http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/285/1883/20180822



面白い研究ですね。


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2018年6月28日 (木)

ダニに注意

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本日は、ダニ(の予防)の話。



知り合いが、川に釣りに行って、原因不明の高熱・発疹が出て、ダニが原因のツツガムシ病ではないかと治療中です。



怖いですね。



ダニが媒介する病気は、時に、死にますからね~。人も、犬も、猫も。



房総は、国内でも屈指のダニ密生地域です。



上記のツツガムシ病は、その昔、房総の風土病として恐れられていました。



人もペットも、ダニ予防忘れずにしましょうね。


①  予防の基本

● ペットのダニ予防は、必ず、病院処方の薬剤を使用

市販のものは、有効性が低いです。下記は有名な予防薬フロントラインと、某市販薬の効果の差のデータです。市販薬も駆除はするので嘘はついてませんが、100%予防しないと意味ないですからね。

1

● 予防期間は3月頃から12月頃まで

意外と知られていませんが、ダニは、秋口に大繁殖します。必ず、夏過ぎて涼しくなっても予防は忘れずに。



● 人の予防(草むら等に入る場合)

・ DEET 15~25%含有の防虫剤(小児はOKだが乳幼児は不可)

・ 肌を露出させない

・ ペットのダニ予防(ペットに付着したダニを室内に持ち込まない)



② ダニに刺されたら

24時間以内であれば、ライム病(後述)などは、発症を予防できるそうなので、直ちに病院へ行きましょう。


③ ダニが媒介する病気

● 犬猫

・ バベシア病(犬) 西日本

・ ヘモプラズマ(猫)


● 人間

・ ツツガムシ病 北海道以外

・ ライム病 主に北海道

・ 日本こうはん熱 西日本

・ SFTS 九州、中四国地方

・ ダニ媒介性脳炎 北海道


④ ダニの写真

 

Dani1

様々なダニ(一番右は、血を吸ったダニ)

Daninokisei

寄生すると、こういう感じに見えます

Danitamago

ダニが卵産んでます

Hifuomote

一頭に500匹以上寄生。フロントラインで駆除



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2018年3月17日 (土)

衝撃です(猫に咬まれて失明)

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本日は、衝撃的なお話です。猫に手を咬まれたことが事が原因で起こった、失明のお話です(当然ヒトです)。


しかも、咬まれてから5~6時間で失明したという衝撃的な症例です。

先だっての千葉県下で発生した獣医師のブルセラ症のように、獣医師は人畜共通感染症に罹患する可能性が大なので、日々、様々な情報を調査しています。今回のお話は、国内屈指の某医科大学の医師のカンファレンスでとりあげられていた症例報告です(なので、ネットでは検索できません)。

症例ですが、
70代の男性(内科的な既往歴はありません)が、猫に手を噛まれ、放置していたら発熱、手の腫脹、目が見えなくなって救急搬送されたそうです。


私は、すぐに猫ひっかき病を想像したのですが、


https://www.bayer-pet.jp/pet/library/disease/cat-scratch.html


猫ひっかき病は、ノミが媒介するBartonella henselase菌が原因で起こり、咬まれたり、引っかかれたりして、数日後から発症し、外傷場所や、近くのリンパが腫れる疾患です。猫に咬まれないようにすることも重要ですが、猫へのノミ寄生の予防が大切な感染予防になります。


しかし、今回の症例の原因菌は、まったく別の菌・・・Pasturella multocidaでした。こちらは、猫の常在菌です。



私もそうですが、カンファレンスに参加した医師達も非常に驚いたようです。通常の猫ひっかき病ではないし、繰り返しますが、咬まれてから5~6時間で失明ですからね。


改めて、人畜共通感染症の恐怖を思い知らされました。


皆さん、


・野良猫保護の際は注意しましょう
・猫に咬まれないようにしましょう
・咬まれたら、直ちに患部を水で流してください!
・患部に腫れが出てきたら、病院へ直行

そして、人畜共通感染症に対する意識を常に忘れないように。


ですね。


それにしても、学内のカンファレンスでの症例報告を、情報として開示する医師達の姿勢はすごいですね。症例発表に対する他の医師達の質問なども公開されており、私もとても参考になります。現在進行中の自分の担当症例の経過と治療(方針)を発表して、他の医師達と評価し合う・・・・他のプロフェッショナルの眼が入ることがどれほど厳しいことか、想像できますが・・・・・獣医業界とはえらい違いですね(とほほ)。


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2018年3月 9日 (金)

衝撃です

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とても衝撃的なニュースです。



千葉県下の動物病院の先生が人畜共通感染症で闘病されています。


http://news.livedoor.com/article/detail/14408131/


http://www.sankei.com/region/news/180309/rgn1803090022-n1.html



おそらく多くの獣医師にとっては、頭の中にはありますが、普段あまり気にしていない人畜共通感染症だと思います。


厚生省・農水省・千葉県獣医師会においては、全力で感染源を特定してほしいです。知らず知らずの保菌犬の診察なんて怖いですからね。


病院は、数か月の閉院状態の様ですが、回復を祈りましょう。


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